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平成29年度男子U24日本代表チーム 第1次・2次強化合宿 開催報告

2017年7月4日

キャプテンはBリーグ新人王のベンドラメ 礼生選手(サンロッカーズ渋谷)

Bリーガーの激しさに刺激を受けるナナー ダニエル弾選手(青山学院大学 2年)

 平成29年度バスケットボール男子U24日本代表チームは、6月22日(木)より始動し、清水ナショナルトレーニングセンター(静岡県静岡市)での第1次強化合宿を経て、6月30日(金)から7月2日(日)までの期間、青山学院大学 相模原キャンパスにて第2次強化合宿を実施しました。
 8月19日(土)に開幕する「第29回ユニバーシアード競技大会(2017/台北)」に向けた選手選考を行うとともに、来る7月15日(土)より同じく台北市で行われる招聘大会「第39回ウィリアム・ジョーンズカップ」に出場し、この世代の強化を図る機会としていきます。

 日本のスタンダードを引き上げるために世界レベルのバスケットボールを伝授してくれたルカ・パヴィチェヴィッチ テクニカルアドバイザー。男子U24日本代表候補選手を集めて行われたスプリングキャンプで、その全てを学んだ陸川 章ヘッドコーチは以下のように解釈し、選手たちに伝えました。

 「日本は世界の中では最高レベルではないかもしれない。しかし、“3つの基礎”とスピード・ボール・ムーブメント。ボールを動かしながらハイレベルなバスケットをしていれば、必ず勝つチャンスが生まれる。日本人はどの海外の選手よりも規律正しい文化がある。だからこそ、日本は完璧なディフェンスができる。40分間プレッシャーをかけ続ける“グレート・ソリッド・ディフェンス”をすれば相手が崩れる」

 パヴィチェヴィッチ テクニカルアドバイザーが徹底してきた“3つの基礎”をさらに昇華させ、陸川ヘッドコーチはすべてに「GREAT」をつけて浸透させています。

・GREAT INTENSITY(プレイと気持ちの両面の激しさ)
・GREAT AGGRESSIVE(攻撃性・積極性)
・GREAT SOLIDNESS(ミスをしない堅さ)

 陸川ヘッドコーチはパヴィチェヴィッチ テクニカルアドバイザーのバックグラウンドに着目し、その言葉がより響きました。「ルカがモンテネグロ代表(現:FIBAランキング72位)のヘッドコーチをしていた時(2012~2014年)に、力の差が歴然とあるセルビア(同3位/リオデジャネイロオリンピック銀メダル)に何度も勝利しました。その経験値がルカコーチにはあり、たとえ身長差で負けていても、勝つ手段があることを証明してきた方です。それを日本でも実戦し、我々に教えてくれました」。その教えを守って戦ったことで、5月に行われた第40回李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会では、3連勝を飾っています。

 これまで積み上げてきたチームに、Bリーガーとアメリカの大学に進んだ選手が加わったことで、さらに競争が激しくなっているとともに、厳しい練習も明るく取り組んでいます。キャプテンを任されたのは、Bリーグ最初の新人王として歴史に名を残したベンドラメ 礼生選手(サンロッカーズ渋谷)。「個々の力ではなかなか世界を相手に勝てません。ピック&ロールを使いながらノーマークを作ることは大事なことなので、積極的に使っていきたいです」と抱負を語りました。

 さらにベンドラメキャプテンは、「今回のジョーンズカップには野本(建吾)さん(川崎ブレイブサンダース)が参加してくれますが、ユニバーシアード競技大会に向けたビッグマンは若手になります。やはりビッグマンには自信を持ってプレイしてもらわないと安定感も出てきません。みんな良いものは持っているので、そこをうまく引き出していくようにしています」と成長を促しながらチームを引っ張っています。

 若手ビッグマンの一人であるナナー ダニエル弾選手(青山学院大学 2年)は、「エネルギーを出して、みんなをハッスルさせられるようなプレイをしていきたいです」とリバウンドから身体を張ってアピールしていました。「Bリーグの選手たちが入ってきただけでも自分にとっては良い刺激になっています。さらにジョーンズカップでは各国の代表チームと対戦することになり、想像できないほどいろんな経験ができると思うと今から楽しみです」とナナー選手は期待しており、その後の男子ユニバーシアード日本代表入りを目指します。

 今年のジョーンズカップは、FIBA ASIA カップ前ということで各国代表がゾクゾクと参加。アジアでは開催国のチャイニーズ・タイペイをはじめ、インド、韓国、イラン、フィリピン、イラクが参戦。さらにリトアニアとカナダが名を連ねており、このチームにとってもライバルとなるチャイニーズ・タイペイのユニバーシアードチームとの対戦も楽しみな一戦です。

 格上揃いのジョーンズカップへ向けて陸川ヘッドコーチは、「今できる最大限のディフェンスをし、最速のファストブレークを出し、最高のゲームを目指します。まずは自分たちがやってきたことをどこまで出せ、どこまで通じるのかを試してきます。このメンバーは次の日本代表を背負う選手たちだからこそ、ベストファイトさせたいです。勝ちたいですが、結果はどうなるかは分かりません。ただし、勝っていても負けていても、常に全力でファイトすることは徹底させます」と熱く語っていました。「このU24世代から日本のスタンダードを上げて行こう」と始まった男子U24日本代表チーム。

「一生懸命、激しく取り組んでいくことで、最後に“勝つ文化”が作れるようにしたいです」(陸川ヘッドコーチ)