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平成29年度女子U18日本代表チーム 第3次強化合宿 開催報告

2017年9月14日

ボックスアウトの課題解決に向けて取り組む今野 紀花選手(聖和学園高校 2年)

積極的にゴールを狙う伊森 可琳選手(桜花学園高校 2年)

 平成29年度女子U18日本代表チームは、9月11日(月)~13日(水)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて第3次強化合宿を実施。既に2回行われた今年度の強化合宿は、先月行われた「第25回日・韓・中ジュニア交流競技会」へ向け、永野 達矢ヘッドコーチが指導してきました。第3次強化合宿は、来年開催される「FIBA U18 Asian選手権大会2018」へ向けて、アンダーカテゴリーを統括する萩原 美樹子ヘッドコーチが指揮する初合宿です。

 世界4位となった女子U19日本代表チーム、そして10月22日(日)に「FIBA U16 Asian選手権大会2017」の開幕を控える女子U16日本代表チームの強化に注力してきたため、萩原ヘッドコーチは「来年のU18世代の選手たちをまだしっかりと見ることができていませんでした」。初めて見る選手たちの素質を見極めながら、女子U19日本代表チームが世界と戦う中で浮き彫りとなった課題点を抽出して強化を図りました。

 日本代表のベースとなるトランジションバスケットを意識づけさせることからスタート。そのためにも速攻を出した時に走るコースやドライブするための技術、また大きな相手に対するリバウンドの徹底など、日本代表に必要な基礎技術の向上を目指しています。3日間の合宿ではありましたが、萩原ヘッドコーチは「1回1回の練習に対する反応は良かったです。合わせの意識は向上していました」と成果が見られています。

 女子U18日本代表候補選手の中には5人が、日・韓・中ジュニア交流競技会で早くも国際試合を経験しています。伊森 可琳選手(桜花学園高校 2年)は、「日韓中の時はディフェンスやリバウンド、ルーズボールなど目立たないところで存在感を出して、チームに貢献しようと取り組んでいました。でも、来年に向けてはそれだけでは足りないと感じています。合宿中は自分から積極的に点を取りにいくよう意識しています」と、さらに意欲を持って取り組んでいました。

 今野 紀花選手(聖和学園高校 2年)は、「ディフェンスやボックスアウトが、日韓中では疎かにしてしまっていた部分です。夜に自主練習をしていた時、萩原ヘッドコーチがいらしたので、大きな選手に対するボックスアウトの仕方を聞くチャンスがありました。そのきっかけを教えていただいたのはとても良かったです」と積極的にアドバイスを求め、改善に努めています。

 今合宿の初日には、「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームのトム・ホーバスヘッドコーチが視察に。これまで同様に、萩原ヘッドコーチはホーバスヘッドコーチから女子日本代表チームが目指すバスケットを吸収し、すぐさま合宿に取り入れています。「この世代には大きな選手もいますし、女子日本代表が世界と戦うタイルをベースに、どうチームを作っていけば良いかというインスピレーションをすごく持つことができました」と言う萩原ヘッドコーチは、来年に向けて明るい道筋が見えているようです。

 合宿最終日には、トレーニングに来ていた吉田 亜沙美キャプテンと交流できる機会が設けられました。初めて日本代表を目指す選手たちが多い中で、吉田キャプテンは自分の経験をもとにしながら、若い選手たちを安心させるとともにやる気を促すように、一つひとつの質問に対して丁寧に答えます。今野選手は、試合前のモチベーションの作り方について質問しました。「毎回、相手のことを意識するのではなく、自分たちのやるべきことを確認して、それをやりきる意識で取り組めば良いと教えてくれたのはとてもためになりました」というアドバイスを受けた時点で、モチベーションが上げています。

 この世代の選手たちは、10月1日(日)より愛媛県で開催される「第72回国民体育大会」、そして高校バスケの集大成となる「ウインターカップ2017」が待っています。今合宿で学んだことや世界と戦うために足りないと感じた課題点を一つずつクリアしながら、来年の本番に向けてそれぞれのチームでの成長を目指します。