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第2回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会 大会閉幕。日本は第3位、銅メダル獲得!

2011年10月29日

 第2回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会は、大会最終日。
 準決勝で中国に大敗し、残念ながら世界選手権の出場権を逃した日本は、男子U-16日本代表チーム初となるメダルを賭けて、フィリピンと対戦。フィリピンは2次ラウンド最終戦で72-83と敗れた相手。3位決定戦、日本は表彰台を目指し、リベンジに挑みました。

 開始早々、フィリピン#9に3Pシュートを決められ先制点を許すが、日本も#9新川の連続シュートで入れ返す。その後、得点が伸び悩む日本に対し、フィリピンは#8と#13で得点を重ね、残り3分半には5-12とリードを広げられる。だが終盤、日本は#12馬場、#14杉浦のインサイド陣が奮闘し、11-16と5点差まで追い上げ第1ピリオド終了。第2ピリオドに入り、日本は#5新川のシュート、#4金子の3Pシュートで16-16の同点に追いつくと、その後は一進一退の攻防となり、リードチェンジを繰り返す。残り4分を切り、22-22の同点から、日本は#4金子がテンポ良く3Pシュートを3本沈め、32-31と日本が逆転に成功して前半終了。

 後半、日本は#5新川のシュートで先制すると、さらに#14杉浦が体を張ったプレイで得点を重ねていく。一方、フィリピンは、#8のバスケットカウントなどで応戦するも、ファウルがかさみ、波に乗りきれない。残り3分を切り、#4金子の3Pシュート4本や#9白戸の3Pシュート、さらには終盤、#12馬場がバスケットカウントから3点プレイを決め、一気に突き放す。62-42、日本が20点差をつけ、最終ピリオドへ。フィリピンは#4と#9を中心にオフェンスを展開し、連続シュートで意地を見せる。一時8点差まで詰められるが、日本は前半から好調の#4金子が3Pシュートを2本決めるなど、リードを譲らない。終盤、時間のなくなったフィリピンはファウルゲームを仕掛けるが、日本は#14杉浦と#12馬場がきっちりフリースローを沈め、タイムアップ。94-81、日本は逆転勝利でリベンジに成功し、第3位で今大会を終えた。

 大会最終日、試合結果および最終順位は下記のとおりです。

■7位決定戦
 サウジアラビア ● 47-52 ○ インドネシア

■5位決定戦
 レバノン ● 60-76 ○ イラク

■3位決定戦
 日本 ○ 94-81 ● フィリピン

■決勝戦
 中国 ○ 92-52 ● 韓国

==最終順位==
優勝  中国(2大会連続2回目)
2位  韓国
3位
  日本
4位  フィリピン
5位  イラク
6位  レバノン
7位  インドネシア
8位  サウジアラビア
9位  チャイニーズ・タイペイ
10位  インド
11位  カタール
12位  ベトナム
13位  マレーシア
14位  ウズベキスタン
15位  イラン
   

 11日間にわたり繰り広げられた第2回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会、中国vs韓国の決勝戦は、前大会王者の中国が92-52と韓国相手に圧倒的な力を見せ、2連覇を果たしました。なお、優勝の中国、準優勝の韓国の2チームは、アジア代表として、来年6月末に開催されるU-17世界選手権へ出場します。

 大会最終日、日本は勝利で飾り、銅メダル獲得。3位決定戦では、キャプテンの#4金子選手が3Pシュート8本を含む25得点をマークし、また#14杉浦選手が21点、#12馬場選手が17点、#5新川選手が16点と2ケタ得点が4選手と大活躍を見せました。

 今大会開催にあたり、ベトナムの現地にて、そして日本から応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
 決戦を終えた男子U-16日本代表チームは、10月30日(日)に日本へ帰国。自チームに戻り、今大会で得た経験を生かして、更なるレベルアップを目指し、努力していきます。