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平成24年度女子ユニバーシアード日本代表チーム 強化合宿開催報告

2012年3月21日

 平成24年度女子ユニバーシアード日本代表チームは、3月12日(月)から19日(月)まで、強化合宿を実施しました。
 来年、2013年夏に開催されるユニバーシアードへ向けて、伊與田 好彦ヘッドコーチ(愛知学泉大学)が目指すバスケットは「インサイドでのポストプレイから積極的に攻めること。それに対してアウトサイドからのシュートもいきるインサイドアウト。しっかりと無駄のないスクリーンをかけて、そこから攻めることを指示しました。体を張ったディフェンスから良いエントリーができるように、ボールを持っていない選手たちがどれだけ頑張れるかかが勝負となります」

 AIS(オーストラリア国立スポーツ研究所/Australian Institure of Sports)と5試合を行うことができたことに関しては、「やはり海外の選手のサイズやパワーは経験してみなければ分かりません。それを今回はAISに来ていただいて一緒に練習ができたことはとても大きいです。セレクション合宿でこのような経験ができたことは本当に素晴らしいことです」と伊與田ヘッドコーチにとっても良い経験となりました。

 合宿を終え、短期間で目指すバスケットを理解してくれた選手たちを評価し、大神 訓章チームリーダー(山形大学) は、「ユニバーシアード日本代表が目指すバスケットを継続するためにも、次に集合した時にはこの合宿で培ったものからスタートし、しっかりと積み上げていこう」と選手たちに話して合宿は終了となりました。

 この合宿でキャプテンを務めた篠崎 澪選手(松蔭大学 2年)は、「最後の試合では、みんながすごく勝ちたいという気持ちが出ていた試合になりました。リバウンドは気持ちが大事になりますが、その気持ちが全面に出ていて良かったと思います」とコメント。日本が目指すバスケットの要となるインサイドでしっかり体を張っていた小菅 由香選手(日本体育大学 2年)は、「大きいので、シュートを打てると思っても手が長くて打てなかったり、ブロックされたりしました。また、センターとして普通にポジションを取るだけでも通用しませんでした。しかし、最終戦は負けて悔しかったですが、満足できるプレイをすることもできました」と成長ぶりに手応えを感じていました。

 この合宿での経験を所属チームに持ち帰り、まもなく迎える大学バスケットの新シーズンから存分に発揮してくれることでしょう。次回は6月に海外遠征を予定しています。

 選手インタビューは後日、JBAモバイルサイトにてご紹介します。合わせてご覧ください。