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ハヤブサジャパン 平成25年度女子日本代表チーム 第4次強化合宿開始

2013年9月4日

 5月から始動したハヤブサジャパン 平成25年度バスケットボール女子日本代表チームは、アメリカ・ヨーロッパ遠征を行い、リトアニア国際トーナメントでは金メダルを獲得。6月末に行われた「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際親善試合2013 POCARI SWEAT Presents 宮城大会/東京大会」ではモザンビーク代表を相手に3連勝を挙げ、前半の強化期間を終えました。その後、各所属チームで調整を行ってきた女子日本代表候補選手たちは9月1日(日)に再招集され、第4次強化合宿がスタート。本番となる「第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会(兼 第17回FIBAバスケットボール世界選手権大会 アジア地区予選)」へ向けた強化が再開されました。

 内海 知秀ヘッドコーチは、「これまでやってきたことを選手たちもすぐに思い出しており、良い形でスタートできています。さらにいくつかプラスしなければいけないプレイをミックスさせながら強化を進めています」と、合宿3日目を終えた時点でのチーム状況を話してくれました。午前中はこれまで強化してきた日本のバスケットスタイルを確認し、午後からは1on1から5on5まで休むことなくコートを走り、練習後はみっちりウエイトトレーニングを行うメニューをこなしています。疲れた表情を見せていた大神 雄子キャプテンですが、「練習内容はさらに濃くなっており、要求度は高くなっています。内海さんも方針を変えていない分、しっかり表現しなければならないですし、できなければ自分たちの責任になると気を引き締めていかなければなりません」と言います。また、「日本人同士で戦うわけではなく、まして韓国や中国は高さや上手さだけではなく、個々のフィジカルの強さがあります。日本もウエイトトレーニングをみんなでしっかり行いながら、弱点を補っていかなければいけなません」と、ウエイトトレーニングの重要性を再認識。そのためにも、キャプテンである大神選手が率先しながらチームを引っ張っていました。

 怪我の治療により出遅れていた間宮 佑圭選手が、この合宿より復帰しました。昨年、トルコで行われたロンドンオリンピック世界最終予選以来となった日本代表活動に参加し、「センター陣の層が厚くなりました。また年下の選手も増えたので、昨年までとはまた違う役割がコートを離れても増えると思っています。良い意味でチームはリフレッシュしており、そこに飛び込みでこのチームに入れたことをうれしく思っています」と、間宮選手自身も待ちに待っていたようです。6月末に行われた国際親善試合を見にきていた間宮選手は、「応援席から見ている自分がとても不思議な感じでした。これまで大きな怪我なくきていたので、どんなモチベーションでいれば良いのか自分でも分からなかったですが、その試合を見ていて一番感じていたのは、『戻らないといけない』。あの試合を見てすごく刺激を受けました」と言います。さらに、「昨年のオリンピック世界最終予選で身につけた自信、そして技術面の幅が広がったと思うので、今の自分や日本代表がアジアでどれだけ通用するのかを早く試したいですし、すごく楽しみにしています」と意気込んでいました。

 第4次強化合宿は9月10日(火)まで行われ、その後も「第6回東アジア競技大会」(10月6日~15日@中国・天津)、そして本番である「第25回FIBA ASIA 女子バスケットボール選手権大会(兼 第17回FIBAバスケットボール世界選手権大会 アジア地区予選)」(10月27日~11月3日@タイ・バンコク)へ向けた強化合宿を繰り返していきます。