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ハヤブサジャパン 平成25年度女子日本代表チーム 第6次強化合宿開催報告。本日、東アジア競技大会へ向けて出発

2013年10月7日

 「第6回東アジア競技大会 バスケットボール競技」を前に、9月25日(水)~10月6日(日)まで味の素ナショナルトレーニングセンターにて第6次強化合宿を行ってきたハヤブサジャパン 平成25年度女子日本代表チーム。本日、10月7日(月)開催地である中国・天津へ向けて出発します。

 前回合宿期間中、「体はボロボロ」と大神 雄子キャプテンが言っていたように、コンディションを上げるハードな練習とは異なり、今回はこれまで体に染みつけてきたことを頭で考えてプレイするための強化に努めました。また、試合前と同じような時間配分でウォームアップを行ったり、スクリメージを続けながら実戦へ向けた準備を行ってきました。

 「東アジア競技大会は、本番であるFIBA ASIA 選手権へ向けた実戦を踏まえたコンディション作り」と内海 知秀ヘッドコーチは捉えており、強化の延長線上にある大会。あくまでハヤブサジャパンの目標は、10月27日(日)から始まる第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会でチャンピオンになること。そのためにも今大会を通じて、選手たちは臆することなくチャレンジし、そして勝つことで得られる成功体験がチームのレベルアップにもつながります。

 日本代表に初選出された櫻木 千華選手の武器は3Pシュート。しかし、「外したらどうしようと思っている部分がやっぱりどこかにあります」と、メンタル面での不安があるようです。その不安を払拭するための東アジア競技大会であり、「海外に行っていろんなことを試せるラストチャンスですし、そこで挑戦しないと通用するかどうかも分かりません。FIBA ASIA選手権にしっかりつなげられるように、東アジア競技大会は思いっきり持てる力を出していきます」と意気込みを語っています。合宿中は効果的な3Pシュートを連続で決めていたので、東アジア競技大会でもその好調さを続け、自信につなげてもらいたいところです。

 最終メンバーが確定したことで、これまでの4番(PF)から3番(F)ポジションになった元山 夏菜選手。このコンバートにより元山選手も不安を抱えています。「まだ慣れていなかったり、確立しきれていない部分もあります。1日でも早く今のポジションに馴染みたいです」。180cmの櫻木選手、182cmの元山選手が3番ポジションにいることはでチームは大型化し、この2人に期待が高まります。「アンダーカテゴリー以外では、今回が初の正式な大会への出場となります。FIBA ASIA選手権へ向けて、まずは雰囲気などにしっかり慣れることに専念したいです」と話し、レベルアップを目指します。

 東アジア競技大会では、グァム、ホンコン・チャイナ、中国、チャイニーズ・タイペイの5チームによる1回戦総当たりが行われ、その結果で順位が決まります。FIBA ASIA選手権でライバルとなる韓国は、今回出場しません。

 全てはFIBA ASIA選手権で頂点に立つために、選手たちそれぞれが抱える課題や不安を克服し、そしてチームとして揺るぎない日本らしいバスケットスタイルの確立を目指して戦ってきます。