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男子U16日本代表:第1次強化合宿 開催報告 190cm台が12名「起動力を生かしてミスマッチを突けばチャンスが出てくる」佐古賢一ヘッドコーチ

2019年4月17日

リバウンドを獲った後、自らプッシュする意識改革に努める金近廉選手

得意のシュート力を生かし、コンバートしたポイントガードでも力を発揮しはじめる一戸啓吾選手

 今年度開催予定の「FIBA U16アジア選手権大会」(時期・開催国未定)へ向け、男子U16日本代表チームは4月15日(月)〜17日(水)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて第1次強化合宿を実施。今年1月に行われたチェコ遠征での「クリスタル・ボヘミアカップ」で2連覇を達成した選手たちは自信を持って臨み、再招集されたメンバーも積極的に挑んだことで良い競争が生まれています。

 佐古賢一ヘッドコーチは「自分らしさを表現できるようになってきています」と成長した点を挙げました。最終日に行われたスクリメージではフォーメーションにとらわれることなく、選手それぞれの長所を出してプレーを遂行させたことを高く評価しています。今後へ向けた課題点として、「常に動いた状態の中でいつでもチャンスを狙っていく意識」「リバウンドを獲った後、誰もがプッシュできるトランジションに対する意識」を挙げ、世界との戦いを常にイメージすることが大切です。

 チェコ遠征でキャプテンを任された金近廉選手(関西大学北陽高校2年)は193cmのシューティングガード。しかし、所属チームではフォワードであり、リバウンドを獲った後に「どうしてもガードを探してしまいます」とこれまでの癖が抜けきれません。佐古ヘッドコーチからは、「リバウンドを獲った選手がボールを運んで、そこから指示を出して仲間を動かして良いと言われています。そこを意識して自分からボールをプッシュできるようにしたいです」と金近選手も意識改革中です。

 昨年11月に行われたエントリーキャンプに参加するも、チェコ遠征に選ばれなかった6名が再び招集されました。「率直に言えば悔しかったです。それだけ自分の実力もまだまだだったわけです」と遠征メンバーから外れたときの心境を語るのは一戸啓吾選手(明成高校2年)。しかし、その後の努力の甲斐あり、再び合宿に参加するチャンスを得ました。所属チームではシューティングガードですが、男子U16日本代表ではポイントガードを任されたことで「不慣れな部分があったので、戻ってから動画を見ながら勉強し、自分で考える意識を持って練習してきました」と前向きに取り組んでいます。練習中、「自分の良いところを出しながらプレーしよう」という佐古ヘッドコーチの言葉に勇気づけられ、「積極的に行こうと思い、得意のシュートを果敢に打っていったら少しずつ良くなってきました」と持ち味を発揮したことで、新たなポジションにも対応しはじめています。

 今回招集された18名中、190cm以上の選手が12名と大半を占め、「全員オールラウンダー」を目指しています。実際、チェコ遠征では相手のディフェンスがオールスイッチしてきたことで、ミスマッチが生じました。「我々のガード陣に大きい選手がマークしてくれば、スペースを広く取ることで外からのアウトサイドシュートを打つことができ、逆にインサイドに対してミスマッチが起きれば選手たちは喜んで向かっていきます。みんなリングの近場でアグレッシブなプレーをしたい意欲があり、そこはうまくバランスが取れたと思います」というスタイルで「クリスタル・ボヘミアカップ」を制しました。

 ガードでも大きな選手を擁するヨーロッパのチームですが、「相手が188cmでこちらは195cm程度の差でしかないですが、それならばインサイドでがんばれば通用します」と少しでも身長差が上回ることで自信が芽生え、積極的にアタックするのがこのチームの特徴です。日本代表にとっても新たなスタイルであり、「起動力を生かしてミスマッチを突けばチャンスが出てきます」と期待が高まります。

 次回は5月中旬を予定しており、大会こそまだ未確定ですが合宿はコンスタントに続くことで、さらなる成長につなげていきます。男子U16日本代表と入れ替わり、本日4月17日(水)から3日間、男子U18日本代表が第1次強化合宿をスタートさせました。