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ニュース

平成25年度U-18女子トップエンデバー開催報告

2014年3月25日

3月8日(土)~11日(月)の3日間、平成25年度U-18女子トップエンデバーを開催

チャンスがあれば積極的にドライブを仕掛ける


 3月8日(土)から10日(月)までの3日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、平成25年度U-18女子トップエンデバーを開催しました。

 U-18女子トップエンデバーは、以前から育成と強化が密接に連携しており、今回の合宿では「地方で行われているブロックエンデバーで伝達した技術の再確認」(一色 建志エンデバーコーチングスタッフ)と、平成26年度に行われる3つの大会――第22回FIBA ASIA U-18女子バスケットボール選手権大会、第3回FIBA U-17女子バスケットボール世界選手権大会、第22回日・中・韓ジュニア交流競技会――の選考も兼ねていました。そのため全国でも屈指の強豪校の主力選手から、1年生(新2年生)で今後の可能性のある選手まで、その顔ぶれはいつも以上に多岐にわたっていました。

 技術の再確認については、一色コーチが以下のように言っています。
「関東など雪の影響でブロックエンデバーができなかった地域もありますが、基本的にはブロックエンデバーの復習として、オンボール・スクリーンの守り方やファストブレイクの出し方などを確認しました。復習とはいえ、大切なことは継続することです。トップエンデバーやブロックエンデバーなどで練習したからといって、それがすぐ身につくというわけではありません。大切なことはそうした合宿で得た考え方を、選手たちがチームに戻った後、自主的に取り組むことです。継続し、それを徹底することが何よりも大切になるのです」

 その言葉どおり、練習中に一色コーチが投げかけた質問に対して、答えに窮する選手がいて、「2日前にやった練習だぞ。昨年のブロックエンデバーでもやっているはず。ポイントになることは、しっかりノートなどにまとめておきなさい。エンデバーを開催するためのお金と労力を費やしただけでは、やっている意味がない」と厳しい言葉も発せられていました。

 トップエンデバーで指導されることはけっして難しく、複雑なものばかりではありません。むしろ「国際大会などで、たとえばボディチェックで吹き飛ばされないような姿勢を取るといった、シンプルなことがすごく重要になります」(一色コーチ)。しかし、そうしたことをどんな場目でも、すぐにやれるかどうかは、普段から継続して練習しているかどうかに拠ります。また一色コーチをはじめとした、コーチングスタッフの説明を理解する力も必要になります。トップエンデバーに来て、「初めて聞いた言葉(もしくは動き)」であってはいけないわけです。そうした意識の高さもトップエンデバーでは求められます。

 その点を含めて、女子の指導経験もある佐々木 三男テクニカル委員長は「レベルの高い選手たちが多かったように思います。身長も全体的に大きく、それでいて背の高さを感じさせないうまさを感じました」と述べています。むろん不足している点もありますが、全体的にU-18年代で身につけておくべきプレイが広く浸透している証拠だと言えます。

 「自分たちのチームでは出せないようなパスを出しても通るなど、レベルの高い選手たちと一緒に練習ができて楽しかったです」。聖カタリナ女子高校 2年の曽我部 奈央選手はそう言う一方で、「練習そのものは自分たちのチームでやっていることも多かったのですが、チームで注意しきれない細かい点まで注意してもらえて、すごく勉強できました」と、トップエンデバーならではきめの細かさを実感しています。

 また、昨年度のトップエンデバーに選ばれなかった神奈川県立旭高校 2年の春日 イザベル瑠璃選手は、今回のメンバー入りを聞いた時、電車のなかで泣きそうになったと言います。それだけトップレベルのバスケットを経験してみたいという意識が高かったわけです。「実際に参加してみて、強豪校の選手たちは練習だけでなく、生活の意識も高いことに驚きました。プレイ面では、自分が目指している、チームが困ったときに1対1で打開できるヒントをもらったような気がします」と言っています。

 さらに、明秀学園日立高校 1年の菊地 恵里奈選手は、2年前のジュニアオールスターで茨城県選抜を優勝に導いた立役者の1人ですが、「みんなうまくて、自分の足りないところを見つけることができました。特に同じセンターである昭和学院の赤穂 さくら選手と一緒にプレイしてみて、すごくいいお手本になりました」と、こちらもさらなるレベルアップに向けて、ヒントを得たようでした。

 世界基準に近いU-18女子は、先頭を走るグループがほかの選手を引っ張りながら進み、追走するグループは先頭グループに負けないようレベルアップを図っています。それが結果として全体的な底上げにつながっているというわけです。