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男子日本代表国際親善試合2014 いよいよ明日開幕

2014年7月18日

明日からの試合に向け、ハンナリーズアリーナで練習を行うヤングジャパン

拓殖大学時代に池内ヘッドコーチ(右)のもとでプレイしていたキャプテン#4藤井 祐眞選手(左)は、トランジションバスケットを出していく


 「東日本大震災復興支援 ゼビオチャレンジカップ バスケットボール男子日本代表国際親善試合2014 ~近畿バスケットボール100周年記念大会~」の開幕を明日に迎え、23歳以下で構成された男子日本代表(ヤングジャパン)チームが、第1戦の会場となる京都・ハンナリーズアリーナで前日練習を行いました。

 今大会の出場メンバーは、NBLのルーキーが5名、大学4年生が5名、大学3年生が2名の計12名で構成。NBL組を入れた理由について、池内 泰明ヘッドコーチ(拓殖大学)は「来年の第28回ユニバーシアード競技大会(2015/韓国・光州)に向けた強化の一環です。特に私のバスケットはトランジションを速くして、ハイスコアなゲーム展開に持ち込むスタイル。NBLからユニバーシアードへの参加資格があるアウトサイドの選手を選出しました。大学生も含めてイメージどおりの選手たちです」と言います。

 練習に先立って行われたチームミーティングで、池内ヘッドコーチは選手たちに「このチームは選抜チームだが、試合を見に来られる大勢のファンはみんなの勝つ姿を見に来る。どんなゲームになるかわからないが、特に試合終盤、『選抜チームだからこれくらいでいいだろう』という姿勢を見せないように、最後まで勝ちにこだわろう」と声をかけました。加えて、行広 伸太郎アシスタントコーチは「国際ゲームでは第1戦が大事だ」と、明日行われる第1戦の重要性を伝えて、練習が始まりました。

 このチームが12名全員が揃って、本格的にチーム練習をするのは今日が初めて。6月末に行われた強化合宿は、先日行われた「三菱電機カップ 関東大学バスケットボール連盟創立90周年記念試合」の前ということもあり、NBL組が仮想ビクトリア大学のとして胸を貸しただけ。それでも昨年の「第27回ユニバーシアード競技大会」や「第6回東アジア競技大会」、5月に行われた「第37回李相佰盃 日韓学生バスケットボール競技大会」で一緒にプレイしたことのあるメンバーも多く、チーム練習初日とは思えないほどのパスワークと、「みんな、よくシュートが入っている。こうなるとおもしろいバスケットになる」と池内ヘッドコーチが太鼓判を押すほどのテンポのいいバスケットを見せていました。

 昨年のユニバーシアード、東アジア競技大会に続いてキャプテンに任命された#4藤井 祐眞選手(東芝ブレイブサンダース神奈川)は、「チーム練習をしていない中で、チームをまとめるのは大変です」と言いつつ、「そこは(最年長である)NBL組全員で引っ張っていきたい」とチームで戦うことを強調します。
 その上で、拓殖大学時代に池内ヘッドコーチのもとでプレイしていた藤井選手だけに「池内ヘッドコーチのトランジションバスケットについてはわかっています。ただこのチームは拓殖大学にはない得点能力の高さ、シュート力のある選手がそろっているチームなので、スプリングフィールド大学は平均身長で僕たちを上回っていますが、アウトサイドからうまく攻めていきたいです。ディフェンスではフルコートでプレッシャーをかけて、機動力のあるバスケットを展開してきたいと思います」と意気込みを語りました。

 初めてのチーム練習でしたが、ミーティングで示した基本プレイから、既にいくつかの派生させたプレイも加わり、エンドスローインやサイドスローインといったアウトオブバンズからのプレイについても、選手たちはスムーズに理解を示していました。約1時間半の練習でしたが、各選手が積極的にコミュニケーションを図りながら、少しでもプレイの精度を上げていこうという気持ちも見えていて、明日への準備はしっかりと整っています。

 その後、選手たちは大阪府内のホテルでレセプションパーティー(ウェルカムパーティー)に出席しました。近畿バスケットボール100周年記念事業ということで、6府県のバスケットボール協会の会長や、スプリングフィールド大学の学長なども出席するパーティーで、日米の選手たちとも最初こそチームで固まって食事をしていました。しかしパーティー終盤になると、スプリングフィールド大学の選手たちが日本代表の席に来て乾杯をするなど、友好の一端を開いていました。
 パーティーの最後には両チームの選手がそれぞれ紹介され、キャプテンが一言ずつ挨拶をしました。藤井選手は「日本代表の名に恥じないようにしっかりと戦いたいと思います。そのうえでわざわざアメリカから来てくれたスプリングフィールド大学のチームを、しっかりと“おもてなし”したいと思います」と締めました。

 バスケットボール発祥の地であるスプリングフィールド大学から来た同世代の選手たちと友好の輪を築きながら、コート上ではお互いに激しく戦っていきます。
 明日の第1戦 京都大会は、7月19日(土) 16:00ティップオフ。また、ヤングジャパンの試合前には、国体少年男子選抜チーム 近畿対抗戦「京都府代表 vs 滋賀県代表」が13:00より行われます。

 第1戦の前売チケットは、本日、7月18日(金)23:59まで発売中。第2戦、第3戦も同じく前日までチケットバスケットにて発売しております。すでに売り切れたり、残りわずかになっている席種もありますので、お早めにお買い求めください。
 また、会場に来られない方は、「応援.com」にてネットライブ配信(無料)が行われます。ぜひ、会場やスマホからヤングジャパンを熱くご声援ください。