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ハヤブサジャパン 平成26年度女子日本代表チーム 第4次強化合宿(ヨーロッパ遠征) ムルシア国際トーナメント第1戦結果報告 -FIBA世界選手権の前哨戦となるスペイン代表との一戦は55-68で敗戦-

2014年9月6日

大きな相手にもパワープレイで勝負する#10渡嘉敷 来夢選手

試合前、緊張感漂うなか、内海ヘッドコーチからの指示を聞く選手たち


 ヨーロッパ遠征を実施しているハヤブサジャパン 平成26年度バスケットボール女子日本代表チームは、トルコで行われたアンカラ国際トーナメント終了後、スペイン・ムルシアに移動し、スペイン・アンゴラ・セルビアの4チームで行われる国際親善試合に参加しています。

 9月5日(金)、ハヤブサジャパンはFIBA世界選手権で同じAグループのスペイン代表と対戦。高さとスピードを兼ね備える相手に日本は早いペースで攻め、第1ピリオドは互角の展開を見せるも、第2ピリオドでは相手のインサイド攻撃に苦戦し点差を付けられてしまいます。しかし第3・4ピリオドでは#10渡嘉敷選手がスペイン相手に踏ん張り、チームを引っ張ります。最終スコアは55-68と敗戦となりましたが、FIBAランキング上位チームとの対戦に日本の良さも光り、次に繋がるゲームとなりました。
 つきましては、下記のとおりお知らせいたします。

■ハヤブサジャパン 平成26年度バスケットボール女子日本代表チーム
 第4次強化合宿(ヨーロッパ遠征) 試合結果

■GAME5 vs スペイン代表
 9/5(金) 19:00(現地時間)~ 会場:Palacio de los deportes
 女子日本代表 ● 55-68 ○ スペイン代表
 (17-17, 8-17, 15-17, 15-17)

 第1ピリオド、日本のスタートは#5高田、#6間宮、#8宮元、#10渡嘉敷、#13大神。日本は#10渡嘉敷のジャンプショットで先制すると、ディフェンスリバウンドから速い展開のオフェンスに持ち込む。すると、#8宮元のジャンプショット、#6間宮がポストプレイでファウルを誘い、フリースローで得点を重ねる。対するスペインは、高さに加え、早さも持ち合わせるアウトサイド陣がドライブインで点を重ね、5分が過ぎ、5-7と互角の展開。中盤、ペイントエリアで確率良くシュートを決めるスペインに対し、日本はミドルショットが決まらず得点が伸び悩み、残り2分には9-15と6点を追いかける展開へ。しかし交代で入った#11栗原が2本連続で3Pシュートをねじ込むと、さらには#14宮澤がファウルで得たフリースローを確実に決め、残り30秒で17-15と逆転に成功。終了間際、スペインの198cmの長身センター#20 N’dourにインサイドで得点を許し、同点にされる。17-17、日本はそれぞれが長所を発揮し、第1ピリオド終了。

 第2ピリオド、第1ピリオド終盤にコートインした#14宮澤がオフェンスリバウンドに果敢に飛び込み、チームの士気を上げると、自らジャンプショットも決めてチームを勢いづける。その後、スペイン#7 Torrensに3Pシュートを許すも、開始3分間は互いに守り合いが続き、19-20。先に抜け出したい日本だったが、スペイン#20 N’dourのインサイドを抑えることが出来ず、徐々に点差が開き始める。#13大神のジャンプショットが決まり、残り2分半、25-30と5点差に詰め寄るが、その後相手のプレッシャーディフェンスに苦しいシュートしか打たせてもらえず。25-34、日本は9点ビハインドで前半終了。

 第3ピリオド、追い上げたい日本だが、開始早々に、スペイン♯19 Romeroに3Pシュートを許し、流れが悪くなる。内外から得点を重ねるスペインに対し、日本は開始から2分半無得点となり、25-41と大きく点差を離される。これ以上離されたくない日本は、相手のプレッシャーディフェンスに苦しみながらも、#11栗原の3Pシュートや、#6間宮のジャンプショットで繋ぐと、#10渡嘉敷がパワープレイとフリースローで続き、40-51と11点差を追いかけ最終ピリオドへ。

 第4ピリオド、FIBA世界選手権に繋がる戦い方をしたい日本は、#10渡嘉敷が牽引する。スペイン#20 N’dourを相手にインサイドでシュートをねじ込むと、身体を張ってディフェンスリバウンドに飛び込み、相手にセカンドチャンスを与えない。さらには好調の#11栗原も5本目となる3Pシュートを決め、開始2分半で45-53。一気に日本に流れが傾くと、#10渡嘉敷と#6間宮のハイロープレイ、#5髙田のジャンプショットも決まり、開始4分には51-57、6点差まで詰め寄る。しかしスペインも高さ、スピード、そして勝負強さで要所シュートを沈め、日本の反撃も及ばず。最終的に55-68、日本は13点差で敗れた。

※主な得点者
#11 栗原 三佳 選手 17点(3Pシュート5本)
#10 渡嘉敷 来夢 選手 12点

 FIBA世界選手権で同じAグループとなるスペイン代表との前哨戦で敗戦となったハヤブサジャパン 女子日本代表チーム。しかし、この試合経験は、必ず世界選手権本番でしっかりと活かされるはずです。次戦は、9月6日(土) 17:00(現地時間)より、セルビア代表(FIBAランキング29位)と対戦します。
 引き続き、ハヤブサジャパンへの応援をお願いいたします。

■ヨーロッパ遠征中のゲームスケジュール・結果
※( )内の順位はFIBA世界ランキング/日本は17位
※時間は現地時間

開催国:トルコ
8月28日(木) 18:00~ 日本 ○ 63-53 ● トルコ(13位)
9月1日(月) 19:00~ 日本 ● 61-65 ○ トルコ(13位)
9月2日(火) 16:45~ 日本 ● 51-67 ○ チェコ(5位)
9月3日(水) 16:45~ 日本 ○ 62-48 ● ベラルーシ(10位)

開催国:スペイン
9月5日(金) 19:00~ 日本 ● 55-68 ○ スペイン(6位)
9月6日(土) 17:00~ 日本 vs セルビア(29位)
9月7日(日) 12:00~ 日本 vs アンゴラ(20位)

開催国:フランス
9月10日(水) 20:00~ 日本 vs セルビア(29位)
9月11日(木) 20:00~ 日本 vs フランス(4位)