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3×3女子日本代表:第5次強化合宿開催報告「オリンピック出場という大きな目標に向かってリスタート」

2019年11月7日

 11月1日、東京オリンピックに出場する男女各8チームのうちの各4チームが決定し、男子にのみ開催国枠による出場権が付与されました。一方、日本時間10月3日に国際オリンピック委員会 (IOC) の最終承認が得られず、男女両方に決まっていたはずの3×3開催国枠が1つ減ってしまったことは既報通り。女子は来年3月に開催される2020年 FIBA オリンピック選考会(以下OQT)へ出場し、3位以内に入ってオリンピックの切符獲得を目指します。11月5日(火)から7日(木)の期間、3×3女子日本代表チームは9名の候補選手を招集し、第5次強化合宿を実施しました。

 「開催国枠が1つに減ったことは大変ショックでした。FIBAは最後まで日本を推してくれましたが、IOCの決定が覆ることはなかったです。でも、それは致し方ないことであり、次の段階に進まなければなりません」とトーステン・ロイブルディレクターコーチは選手たちの背中を押し、前に進みます。今年行われた女子の3×3国際大会はアジアカップ(3位)、ワールドカップ(13位)、そして日本のバスケットボール全カテゴリーで初の世界チャンピオンとなったU23ワールドカップの3大会のみ。3×3ウィメンズ・シリーズには4度参戦し、いずれもベスト4以上の結果を残してきました。しかし、男子と比較すると圧倒的に大会数が少ないのが現状です。

 前向きに考えれば、OQTに出場することで国際経験を積むことができます。オリンピック出場を決めた4チームはロシア、中国、モンゴル、ルーマニア(男子:セルビア、ロシア、中国、日本)。「OQTにはオーストラリアやフランス、イタリア、そしてアメリカも出場し、この予選を抜けたチームの方が圧倒的に強く、オリンピックで優勝する可能性は高い」とロイブルコーチは考えています。それゆえに厳しい戦いではありますが、これまで結果を残してきた3×3女子日本代表にも十分勝つチャンスがあり、期待が持てます。

 U23ワールドカップでMVPに選ばれた山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)も、「これまで練習や大会が少なかった分、OQTに出られることは日本のレベルアップにつながると思っています」とプラスに捉えていました。同じくU23ワールドカップに出場した永田萌絵選手(東京医療保健大学4年)は「オリンピックは無理かなと思っていましたが、実際にU23ワールドカップを戦ったことで自信がつき、もう一回がんばりたいと意識が変わりました」。永田選手の得意なドライブや、U23ワールドカップ決勝で観客を驚かせたステップなどは「スペースがある分、自分の強みが生きるということは感じています」と3×3でもその力を発揮してアピールしています。

 今春、5人制女子日本代表候補26人に選出されている内野智香英選手(富士通レッドウェーブ)は、3×3ウィメンズ・シリーズに参戦しながら経験を積んできました。「日本人同士のゲームと全然違い、サイズがあって動ける選手がたくさんいました。身体も強い相手に対し、自分が足りないところに気付くことができました」と成長につなげています。「3×3をはじめてから3Pシュートのフェイスアップが速くなったとBT(テーブス)ヘッドコーチに言われました。自分でも以前よりクイックでシュートを打てるようになったという感じがあります」と言い、3×3選手も多い富士通は今シーズンのWリーグでも好調なスタートを切っています。

 今合宿を終え、「選手たちは次の大きな目標に向かい、貪欲に取り組んでくれました」とロイブルコーチは評価し、オリンピックへ向けて新たなスタートを切りました。OQTが開催される3月は、Wリーグがクライマックスを迎える「難しい時期ではありますが、オリンピックでメダルを獲れる可能性があり、そのためにもOQTは絶対に勝ち抜かねばなりません。日本一丸になって最強メンバーで臨めるようにしたいです」とロイブルコーチらスタッフは今後も調整をしながら、この9名の中から出場メンバーを選考していきます。