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男子日本代表:第1次強化合宿開催中「学べることにワクワクしている」金丸晃輔選手

2020年11月21日

新システムに手応えを感じる篠山竜青選手

貪欲に吸収する金丸晃輔選手

 AKATSUKI FIVE 男子日本代表チームの2020年度第1次強化合宿は4日目。昨年の「FIBAワールドカップ2019」(以下ワールドカップ)で世界との差を痛感し、来年の「東京2020オリンピック競技大会」(以下オリンピック)までにその差を縮めるべく新システムの習得に取り組んでいます。

 今年2月に行われた「FIBA アジアカップ2021 予選」時は、ケガのために不参加だった篠山竜青選手。「すごく久しぶりな感じ」と言うように、昨年9月のワールドカップ以来となる代表活動に復帰しました。新システムへ移行しているにあたり、「ポイントガードとして覚えるだけではなく、使いこなせるようにならなければなりません」。自らの役割とともにチームメイトの動きを覚え、さらに機能させるためにも考えることが多いポジションですが、「すごく刺激的な合宿になっています」という篠山選手。新システムにも手応えを感じており、「チームとして良くなっている、オリンピックに向けて強くなっていくという思いはあります。今月の試合がなくなったもどかしさもありますが、良い雰囲気で力を蓄えられています」と前向きに捉えていました。

 「いろんなことをまた学べると思うと、僕自身ワクワクしています」と、意欲を見せているのは金丸晃輔選手(シーホース三河)です。今回の招集メンバーの中では、今シーズンこれまでのBリーグにおいて平均15.9点のロシター ライアン選手(宇都宮ブレックス)に続く、平均14.7点を挙げて活躍中です。もちろん期待されているのは3Pシュートであり、「当然決めることを前提としています」と金丸選手は力を込めます。

 その一方で、男子日本代表はボールをシェアしながらノーマークを作って、よりイージーなシュートセレクションが求められます。今年2月の合宿時、「まわりにも良い選手がいるからもっとパスを回した方が良い」とフリオ・ラマスヘッドコーチに指摘されたことで、金丸選手は「まだ打って良いかどうか迷いがあります」。その迷いを解決するためにも、積極的にラマスヘッドコーチへアドバイスを求めていました。「シューターとしての動きやスペースの取り方、スクリーンの使い方など僕自身がいろいろ教わっています」と貪欲に吸収しています。