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FIBA U19女子ワールドカップ 2021:[Round of 16]日本64-71スペイン

2021年8月12日

20点を挙げた江村優有選手

10点・10リバウンドのダブルダブルの活躍を見せた平下愛佳選手

 「FIBA U19 女子バスケットボールワールドカップ2021(ハンガリー)」は上位8チームと下位8チームに分けるRound of 16が行われ、グループD 3位の女子U19日本代表はグループC 2位のスペインと対戦。第4クォーター途中まで日本がリードしていましたが、残り6分59秒に逆転され、59-60。なかなか得点が動かない時間が続きましたが、最後は3ポイントシュートで引き離され、64-71で敗れました。日本は9-16位決定戦にまわり、次戦は8月13日(金)にチャイニーズ・タイペイと対戦します。

 江村優有選手 (早稲田大学1年)が20点を挙げ、チームを引っ張ります。平下 愛佳選手は (トヨタ自動車 アンテロープス)は10点、10リバウンドのダブルダブルの活躍。しかし勝ち切れなかった原因として、「オフェンスリバウンドを取られてしまい、相手に何度もチャンスを作られてしまいました」と平下選手は言います。小さい日本も37本のリバウンドを取りましたが、スペインに44本と上回れ、そのうち13本がオフェンスリバウンドでした。

 また、ターンオーバーが多いことも藪内夏美ヘッドコーチは挙げ、「シュートに行くまでのミスが多いです」と指摘。コロナ禍による準備不足もあり、「まだ個々の特徴が分かっていない状況で、ずるずると負けてしまっています」と田中平和選手 (白鷗大学2年) がいう状況も致し方ありません。それでも試合を通して成長は感じられており、強豪スペインとも終盤まで対等に戦うことができました。

 残念ながら目標としていたメダルにはもう届きませんが、自信を持って次の勝利を目指すだけです。初戦のチャイニーズ・タイペイ以外には、イタリア、ブラジル、アルゼンチン、フランス、エジプト、韓国がRound of 16で敗れました。スペインを破ったFIBAユースランキング3位のフランスや、同5位のイタリアなど強豪がおり、これから勝ち進むことでそれらのチームに挑むこともできます。