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FIBA 3×3ワールドカップ2023[決勝トーナメント]男女ともベスト8の壁を破れずに男子12位、女子9位で終了

2023年6月4日

3x3男子日本代表は惜しくもブラジルに敗れ、12位

「アメイジング・プレーヤー」と賞賛された江村優有選手

 「FIBA 3×3ワールドカップ2023」(オーストリア・ウィーン)ではじめて予選プールを突破した3×3男女日本代表は決勝トーナメントへ進み、ベスト8を懸けたプレーインに突入。男子はブラジルに17-20、女子もアメリカに17-22で敗れ、世界への挑戦が終わりました。この結果により、男子は前回大会の19位から12位へ、女子は過去最高の9位とそれぞれ順位を伸ばし、世界との差を埋めています。

 3×3女子日本代表はFIBAランキング3位、予選プールC/2位のアメリカと対戦。残り2分までは14-14と拮抗した展開でした。しかし、そこからアメリカが勝負強さを発揮。最後は今野紀花選手(デンソー アイリス)の大学時代のチームメイトだったHailey Van Lith選手(ルイビル大学)に2ポイントシュートを決められ、17-22でKO負け。試合後のインタビューで#7Cierra Burdick選手は、ゲームハイの12点を挙げた江村優有選手(早稲田大学3年)を「アメイジング・プレーヤー」と称えてくれました。アメリカは続く準々決勝で、日本と同じ予選プールB首位通過のオーストラリアを21-17でKO勝利し、準決勝へ駒を進めています。

 敗れた3×3女子日本代表選手たちも応援にまわり、迎えた3×3男子日本代表は予選プールA/2位のブラジルに挑みます。先手を取られましたが、その後にしっかりと追いつき、どちらも譲らない展開が続きます。残り2分54秒、ケネディ トーマス選手が2本のフリースローを決め、14-13とリード。その後、ブラジルに逆転を許すも保岡龍斗選手(秋田ノーザンハピネッツ)の連続得点で17-17と追いつきます。しかし、残り1分36秒から日本の得点が止まり、逆にブラジルが1点を積み上げ、17-20で惜しくも敗れ、ベスト8の壁を破れませんでした。勝利したブラジルは準々決勝で予選プールC/1位のポーランドに勝利し、ベスト4に入っています。

 FIBA 3×3ワールドカップは本日6月4日(日)に最終日を迎え、世界一が決まります。また現在、3×3男女U23日本代表が「FIBA 3×3 U23ネーションズリーグ2023」に出場中。3×3女子日本代表は「FIBA 3×3 Women’s Series」へ継続参戦するなど、国内外で大会が開催されています。ぜひ、シーズン真っ只中の3×3を今後もご注目ください。

■最終結果
[3×3男子日本代表]12位

▼決勝トーナメント/プレーイン
日本 17-20 ブラジル

▼予選プール
日本 13-14 スイス
日本 13-21 オランダ
日本 22-13 ハンガリー
日本 21-8 モンゴル

▼予選プールD順位
1位:オランダ(4勝)
2位:スイス(3勝1敗)
3位:日本(2勝2敗)
4位:モンゴル(1勝3敗)
5位:ハンガリー(4敗)

[3×3女子日本代表]9位
▼決勝トーナメント/プレーイン
日本 17-22 アメリカ

▼予選プール
日本 11-22 オーストラリア
日本 21-20 ドイツ
日本 21-11 ポーランド
日本 21-18 エジプト

▼予選プールB順位
1位:オーストラリア(3勝1敗)
2位:ドイツ(3勝1敗)
3位:日本(3勝1敗)
4位:エジプト(1勝3敗)
5位:ポーランド(4敗)