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男子U23日本代表:GLOBL JAM(カナダ遠征)直前合宿レポート「ケミストリーが合えば良いチームになる」トロイ・マーフィージュニア選手
2025年8月11日

チームキャプテンを任された佐藤涼成選手

パッション溢れるプレーでチームを引っ張るトロイ・マーフィージュニア選手
男子U23日本代表チームは招待大会の「GLOBL JAM」へ向けた5日間の直前合宿を終え、本日8月11日にカナダ・トロントへ出発しました。網野友雄ヘッドコーチは「今回選出した選手たちを成長させ、1人でも多く男子日本代表へ送り出すこと」をミッションとして掲げます。
先月は第44回ウィリアム・ジョーンズカップへ出場し、2勝6敗。僅差で敗れた試合も多く、「決め切れた1本のショットや1本止められたディフェンス、または1本のターンオーバーなどいろんな敗因がありました。特に、ファストブレイクを含めた2点をきっちり取り切ることが必要です。また、オープンで打てていたからこそ、3ポイントシュートの確率は上げていかなければなりません」という反省点を踏まえ、オフェンスでは80点台を目指します。
今大会は23歳以下の年齢制限があり、ジョーンズカップ経験者は5人のみ。新たに7人が入れ替わり、湧川颯斗選手(三遠ネオフェニックス)と川島悠翔選手(シアトル大学)、渡邉伶音選手(アルティ―リ千葉)はFIBAアジアカップ2025へ向けた男子日本代表候補として国内外での練習試合に出場。トロイ・マーフィージュニア選手(サンロッカーズ渋谷)と瀬川琉久選手(千葉ジェッツ)の若きBリーガーたちも選出されたことにより、「ジョーンズカップメンバーが少し遠慮しているような感じがあります。メンバーが入れ替わったからこそ密にコミュニケーションを取り合い、大会までに少しでもチームワークやケミストリーを高めていかなければ、慣れた頃には大会が終わってしまうことになってしまいます」と網野ヘッドコーチは危惧します。
最年長のトロイ選手は3日目の練習を終えた後、「まだまだチームとして合わせられていないですし、選手それぞれの良さが出せていません」というチーム状況でした。「選手それぞれの良さや役割をもっと明確にして大会に臨めるようにしたいですし、ケミストリーが合えば良いチームになると思っています」とコミュニケーションを取り、問題解決に努めます。
キャプテンを任された佐藤涼成選手(白鷗大学)は、「男子日本代表活動に参加していた選手や、Bリーガーの先輩であるトロイ選手がいる中でもキャプテンとして思っていることはどんどん言って、チームを引き上げていくことが大切です」とその役割に徹します。はじめて一緒にプレーするメンバーが増え、「新鮮な感じがしています。男子日本代表を経験した選手たちから学ぶことも多くあり、今大会を通じてこれまで以上に良い経験ができると期待しています」と話すキャプテンを筆頭に、チーム一丸となって世界に挑みます。
現地8月13日より開幕し、初戦の相手はジョージタウン大学(アメリカ)。網野ヘッドコーチは「もちろん成果を出す、試合に勝って自信をつけることを求めていきます。そのためにはオフェンスでもディフェンスでも、一つでも多く自分たちが納得のいくポゼッションを展開できるところの勝負だと思っています。選手同士のコミュニケーションやリーダーシップを発揮し、それぞれ仲間の特徴を把握する中でどういうプレーをすれば良いかを短期間で把握しなければならず、まだまだ足りていません。開幕までに日を追う毎に少しでも良くし、共通認識を持って大会に臨めるようにしていきます」と述べ、急ピッチでチームを作っています。
■#SEETHERISE GLOBL JAM
開催地:カナダ・トロント
試合日程(※日本時間)
8/13(水) 深夜24:30 日本vsアメリカ(ジョージタウン大学)
8/15(金) 3:00 日本vsブラジル
8/17(土) 7:00 日本vsカナダ
8/18(日) 9:00 決勝
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