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平成29年度女子ユニバーシアード日本代表チーム 第2次強化合宿を終え「第39回女子ウィリアム・ジョーンズカップ」へ向けて出発

2017年7月4日

ディフェンスを徹底し、流れのあるオフェンスを目指す女子ユニバーシアード日本代表チーム

唯一、昨年のジョーンズカップに出場した林 咲希選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)は、今年こそ優勝を誓う

 平成29年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チームは、明日7月5日(水)より開催される「第39回女子ウィリアム・ジョーンズカップ(※招聘大会)」へ向け、直前合宿となる第2次強化合宿を7月3日(月)に実施。本日7月4日(火)、開催地であるチャイニーズ・タイペイへと旅立ちました。

 1日限りとなった第2次強化合宿でしたが、午前中はこれまでやってきたことを確認する練習を行い、午後は女子U19日本代表チームとのスクリメージで調整。ジョーンズカップでは、「厳しいディフェンスができるかどうか。もう一つは、今、トランジションから連続性のあるオフェンスを練習しているので、それがどれだけ試合でも通用するかを試したいです」と佐藤 智信ヘッドコーチは強調して実戦形式の強化に臨みます。

 女子U19日本代表チームとのスクリメージを終え、林 咲希選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)は「センターがあまり大きいわけではないので、オフェンスが止まってしまうと点数も止まってしまいます。今日もそのような場面が何度かありました。ディフェンスからという意識は、出だしから継続しなければならないことです。あとは、もう少しドライブを増やしていかないと、ディフェンスも寄らないですし、3Pシュートを良いタイミングで打つことができません。このチームは3Pシュートが上手い選手が多いですが、その持ち味をまだ出せていないと思います」と課題点を挙げました。

 ジョーンズカップは7月5日(水)~9日(日)、5日間で5連戦を行いながら、実戦形式の強化に励みます。対戦相手はチャイニーズ・タイペイA、インド、チャイニーズ・タイペイB、韓国、ニュージーランドのアジア・オセアニア地区の各国代表と対戦します。「5連戦と大変ではありますが、ユニバーシアードも最初の3試合がカギとなり、1日休んで再び3試合と続くので、良いトレーニングになります」と佐藤ヘッドコーチは話しており、何よりも本番と同じ開催地となるので、環境面でのシミュレーションもできます。

 今回の遠征メンバーの中で唯一、ジョーンズカップを経験しているのは林選手だけ。昨年は韓国に敗れ、優勝を逃しています。目標を伺えば、「絶対に優勝して日本に帰って来られるように、チームのみんなとしっかり話して大会に臨みたいです」と即答。女子U19日本代表地^無の萩原 美樹子ヘッドコーチは、昨年のジョーンズカップに参戦した女子U23日本代表チームを率いており、佐藤ヘッドコーチはその経験について話を伺っていました。「昨年は韓国に敗れて優勝を逃したと聞いていますので、今回はしっかり勝って優勝したいです。しかし、前回はWJBL選手が中心でしたが、それに比べるとまだキャリアがないのでどこまでできるか、しっかりと経験を積ませながら勝利を目指します」と話し、格上のカテゴリーとの戦いに挑みます。