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3×3男子日本代表:FIBA 3×3 ワールドカップ2025 予選3位でプレーイントーナメント進出決定。エース小澤崚選手は得点ランキング現在トップの46点

2025年6月26日

予選3位でプレーイントーナメント進出を決めた3x3男子日本代表

会場を沸かすエース小澤崚選手のミラクルシュート

 「FIBA 3×3ワールドカップ2025」(以下ワールドカップ)がモンゴル・ウランバートルにて熱戦を繰り広げており、3×3男女日本代表が奮闘中。先に3×3男子日本代表が予選プールの4試合を終え、2勝2敗の3位で2023年大会に続いて8強入りを懸けたプレーイントーナメント進出を決めました。

 開幕戦はアメリカと対戦。小澤崚選手(SHINAGAWA CITY 3×3 BASKETBALL CLUB)の2ポイントシュートからスタート。その後もエース小澤選手が2本連続で2ポイントシュートを決めましたが、不運なオフェンスファウルによりノーカウント。しかし、シュートタッチ良く、開始3分で3本目の2ポイントシュートを成功させ、9-9と同点。ハイペースなスコアとともに、両チームともファウルが重なり、この時点でどちらも7つを記録。日本はフリースローを得るも3本連続で外し、アメリカに4点差と広げられます。現時点で大会最短となる5分31秒で決着が着き、14-21のKO負けとなりました。

 2戦目は予選プールで唯一、FIBAランキングで日本が上回るモンテネグロと対戦。この試合も相手のファウルがかさみ、フリースローでチャンスを得ます。アメリカ戦は5割しか決められませんでしたが、この試合は小澤選手が6本中5本を成功させ、21-15で今大会初勝利を挙げました。

 井後健矢選手(SAGAMIHARA PROCESS / HIU ZEROCKETS)が「僕らはアジアでも、世界でもずっと逆境なので」と話していたとおり、特にワールドカップは気を抜けるような試合はひとつもありません。予選プール2日目の初戦は、東京2020オリンピック金メダリストのラトビアです。2mの選手を2枚揃えるラトビアに、コツコツと1ポイントを積み重ねられ、14-21で2敗目を喫します。

 予選ラストは開催地のモンゴルが相手。昨年のオリンピック世界最終予選では18-20で敗れており、FIBAランキングは日本よりも上位にいるアジアの強豪です。開始4分半、8-8と同点に追いつくまでは、ホームの声援を受けるモンゴルがリードする展開でした。出羽崚一選手(ZETHREE ISHIKAWA)の得点で逆転すると、流れが変わります。残り2分20秒、井後選手がシュートを決め、16-13と3点リード。しかし残り1分10秒、モンゴルに2ポイントシュートを決められ、19-19同点。KO勝利まで、あと2点。どちらも確実に1点を挙げ、20-20。最後は小澤選手がファウルをもらい、フリースローをしっかり決めて逃げ切り、21-20で勝利しました。

 日本は予選3位でプレーイントーナメントへ進み、本日行われる予選プールCの2位チームと初のベスト8進出を懸けて対戦します。予選プールCは混戦状態であり、2連勝の中国をカナダ、プエルトリコ、オーストリアが1勝1敗で追いかけます。2連敗スタートとなったフランスは、パリ2024オリンピック銀メダルチーム。どこが勝ち上がってくるかは予想不可能です。日本のエース小澤選手は4試合で46点(平均11.5点)を挙げ、得点争いで現在トップに立っています。

 3×3女子日本代表は初戦で世界ランク1位のオランダを21-16で破り、金星を挙げました。続くチリもKO勝利の2連勝で、現在予選プールB暫定1位。本日12:50より同じく2連勝のアメリカ、14:40よりチェコと対戦します。1位で予選を突破できれば、日本として初のベスト8入りが決まります。

■FIBA 3×3 ワールドカップ2025
日 程:6月23日(月)〜29日(日)
開催地:モンゴル・ウランバートル

▼男子:予選プールB 結果
1位:アメリカ(4勝)
2位:ラトビア(3勝1敗)
3位:日本(2勝2敗)
4位:モンテネグロ(1勝3敗)
5位:モンゴル(4敗)

▼女子:予選プール
【6月26日(木)】
12:50 vs アメリカ
14:40 vs チェコ

▼決勝トーナメント
【6月27日(金)】
各プール2位 vs 3位によるプレーイントーナメント

【6月28日(土)】
準々決勝(各プール1位 vs プレーイントーナメント勝者)

【6月29日(日)】
準決勝・3位決定戦・決勝