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3×3女子日本代表:FIBA 3×3 ウィメンズシリーズ ウランバートルSTOP本日開幕「同じメンバーで、同じチームで世界を転戦することが本当に大事」前田有香ヘッドコーチ

2025年6月18日

FIBA 3x3ウィメンズシリーズはロサンゼルス2028オリンピックにつなげる第一歩

 「FIBA 3×3 ウィメンズシリーズ2025」(以下ウィメンズシリーズ)は、本日6月18日より今シーズン6度目となるモンゴル・ウランバートルSTOPが開幕(FIBA 3×3公式YouTubeにてLIVE配信)。年齢制限のない女子カテゴリーにおける世界大会はウィメンズシリーズと、6月23日に開幕する「FIBA 3×3ワールドカップ」(以下ワールドカップ)の2大会のみ。ワールドカップは年に1度ですが、ウィメンズシリーズは今年であれば14回各都市で開催され、9月に行われるファイナルでシーズンチャンピオンが決まります。3×3女子日本代表の新たな試みとして、「来シーズンへ向けた種蒔きであり、継続して参戦することが日本にとっては大きな前進になります。また、来年以降もウィメンズシリーズを戦って行くことが、ロサンゼルス2028オリンピックにつながります」と前田有香ヘッドコーチは述べ、高ポイント獲得を目指しながら日本のFIBAランキングを引き上げていきます。

 ウランバートルSTOPに出場する12チーム中10チームが各国代表であり、これもウィメンズシリーズの特徴です。男子のFIBA 3×3ワールドツアーはクラブチームが参戦し、3×3に特化したプロリーグのようなものですが、「FIBAとしても女子に関しては、5人制と3×3を両立できるスケジュールで組み立てており、絶対にどちらかを選択する必要はありません」と前田ヘッドコーチは説明します。ウィメンズシリーズは5〜9月に開催され、すべてに出場できるわけではないので、Wリーグと並行して打ち込むことが可能です。今夏の3×3代表活動にコミットできることも選考基準とし、鶴見彩選手以外は予備登録も含め、いずれもWリーグ選手たちです(桂 葵選手、宮下希保選手、高橋未来選手、花島百香選手、伊波美空選手)。

 ウィメンズシリーズ ウルグアイSTOPの組み合わせが決まり、日本はワールドカップに出場するカナダ、モンゴルと同じ予選プールになりました。日本を含め、8チームがワールドカップ出場国であり、日本がプールAを上位2位以上で勝ち上がれば、準々決勝ではプールCのオーストラリアや、ワールドカップの予選で戦うアメリカと早くも対戦機会が訪れるかもしれません。

 高橋芙由子選手は所属チームでウィメンズシリーズへ参戦し、すでに2大会へ出場しています。そのために、3×3女子日本代表としては登録できませんが、ワールドカップメンバーとして一緒に日本を発ち、現地にて練習やスクリメージを通して強化を続けています。前田ヘッドコーチは自らの経験を踏まえ、「ウィメンズシリーズに参戦するもうひとつの意味合いとして、同じメンバーで、同じチームで世界を転戦することが本当に大事です。今後の課題でもあるので、しっかりと取り組んでいきたいです」と話し、短いながらも一緒に練習する期間を増やすことが、3年後の檜舞台へ返り咲くためには必要です。

■FIBA 3×3 ウィメンズシリーズ
日程:2025年6月18日(水)~19日(木)
開催地:モンゴル(ウランバートル)
予選プール
【A】日本、カナダ、モンゴル
【B】ウランバートル、フィリピン、オーストラリア
【C】オーストラリア、アメリカ、Amgalan U24
【D】ドイツ、シンガポール、ウクライナ
▼試合スケジュール
18:45 日本vsカナダ
20:35 日本vsモンゴル
6月19日(木)決勝トーナメント