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女子U16日本代表:第4次強化合宿レポート「大会へ向けてしっかりとまわりを見てチームとしてレベルアップ」細澤幸生選手
2025年8月28日

チームキャプテンを任された細澤幸生選手

ヒットファーストをしてフィニッシュに行く加地百花選手
女子U16日本代表は8月25日(月)〜27日(水)の期間、第4次強化合宿を実施。マレーシア・スレンバンにて9月22日(月)より開幕する「FIBA U16女子アジアカップ2025」へ向けて12名に絞り込み、チーム力を高める強化を図りました。3週間後の大会直前合宿までに「しっかりコンディションを整えて戻って来るように」と小野裕チームリーダーは選手たちに伝え、ケガ等がなければ今回選考されたこのメンバーで大会へ臨みます。
「今まではトライアウトということもあり、どちらかというと自分優先に考えてプレーしてしまう部分も多かったです。でも、今回は12名になり、大会へ向けてしっかりとまわりを見てチームとしてレベルアップすることを考えていました」と話す細澤幸生選手(大阪薫英女学院高校2年)がこのチームのキャプテンを任されました。合宿を重ねてきたことで、「全員が積極的にリングにアタックし、新しいフォーメーションも増えたので、理想の日本のバスケスタイルに近づいていると感じています」と細澤キャプテンはまずプラス要素を挙げます。「でも、1番の課題は体格差では負けている相手に対して、自分からコンタクトすることがまだ疎かになっています。自分は4番ポジションなので、たぶん10cm以上大きな相手とマッチアップすると思います。しっかりヒットファーストをしていきたいです」と予選グループフェーズで対戦する中国などを想定しながら練習に取り組んでいました。
インターハイを制した桜花学園高校から竹内みや選手をはじめ、4人を選出。1年生の加地百花選手は、様々な経験を積みながら夏を超え、高校バスケに慣れはじめた時期です。「全国の強いチームと試合したり、それを間近で見たりしてきたので、今までよりも自信を持ってプレーできたと思います。ディフェンスの強度が上がり、3ポイントシュートをより積極的に打つてるようになりました」と頼もしい姿を見せています。一方、国際大会では日本でのプレーが通用しない場合も多くあります。「ドライブのフィニッシュの部分では、相手のサイズが大きいので今まで通りにシュートを打っていては全部ブロックされてしまうと思います。フィニッシュに行く際は一度相手に体をぶつけるなど、シュートの工夫がまだできていないです」と具体的な課題点を挙げる加地選手だからこそ、イメージはできています。
今合宿中、中国・内モンゴル自治区では第33回 日・韓・中ジュニア交流競技会が開催され、女子U18日本代表を率いる安藤香織ヘッドコーチとともに、大阪薫英女学院高校の先輩である幡出麗実選手と三輪美良々選手が参加。キャプテン就任の一報がすでに海の向こうへも届いていたようで、「がんばれ、とメッセージをいただきました」という細澤選手は、先輩たちの存在を支えとします。
「中国とは予選で対戦するのでその特徴を聞いたり、幡出さんは薫英でも女子U18日本代表でもキャプテンなので、リーダーがどういう形なのかなどチームに戻ったらいろんな話を聞きたいです」
予選グループフェーズの組み合わせも決まり、鈴木良和ヘッドコーチは「これからの戦い方を分かりやすくまとめた映像をみんなに届けます。この3週間で見返してイメージしながら練習し、次の合宿につなげてください。世界に対して日本は弱点や強みは、女子日本代表を通じて体感的に分かっているので、一番良い準備をして大会に向かえるようにしたいです。ずっとうまく行くわけではないですが、相手の嫌がるプレーをし続けることでいつかあきらめて、勝機を見出すための日本の強みが絶対に出る時間帯があります。世界で戦うために必要なプレーをまとめた映像をしっかり把握し、日本の強みを信じて戦い抜けば、金メダルが見えてきます」と選手たちに伝え、合宿がない期間でも同じ方向を向いていくためのチーム作りを行っています。
■FIBA U16女子アジアカップ2025
開催地:マレーシア・スレンバン
日程:9月22日(月)〜28日(日)
出場国(予選グループフェーズ)
【グループA】オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、韓国、フィリピン
【グループB】日本、ニュージーランド、中国、シリア
※予選1位が準決勝へ進み、異なるグループの2位vs3位で準決勝進出決定戦が行われる
※上位4チームが来年7月にチェコで開催予定のFIBA U17女子ワールドカップ2026出場権獲得
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