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JBA 公認 B 級コーチ養成講習会受講予定者向けオンライン研修会 開催報告

2020年9月1日

Zoomで実施した研修会の様子

 当協会 (JBA) では、8月29日 (土)、30日 (日) に オンライン会議システム (Zoom) を利用した「コーチの学びを継続するための研修会」を開催しました。

 本研修会は、今年度内に計 5 回開催が予定されていた「JBA 公認 B 級コーチ養成講習会」の 8 月および 9 月予定分の計 2 回が新型コロナウイルス感染症の影響により中止 (2021年度に延期) となったことを受け、「講習会は中止となったものの、参加予定であったコーチの皆さんの活動が止まるわけではない」こと、また、「JBA では学び続けるコーチの養成をテーマとしている」ことから企画・実施されたものです。
(※開催が予定されている残り 3 回の B 級コーチ養成講習会については、今後の状況に応じて開催可否の判断を行います)

 8 月29日 (土) には14名、8 月30日 (日) は15名の方にご参加いただき、下記の内容について実施しました。オンライン形式では対面と違い、コミュニケーションがとりにくい面もありますが、Zoom のブレイクアウトルーム機能を利用し、グループに分かれて意見交換をしていただくといった方式も取り入れて実施しました。
 今後も対面式の講習会・研修会が実施できない場合でも、指導者の皆さんの学びの機会を構築できるように取り組みを進めたいと考えています。

 
■「JBA 公認 B 級コーチ養成講習会受講予定者向けオンライン研修会」概要

【開催の目的】
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により「JBA 公認 B 級コーチ養成講習会」は中止となったが、参加予定者のコーチとしての活動が止まるわけではない。加えて、「プレーヤーに対してより良いトレーニング環境やゲーム環境を提供しようとするならば、コーチは継続的に学び続ける必要がある」との考えより、学び続けるコーチを養成することを目的として「コーチの学びを継続するための研修会」を開催する。

【開催方針】
・オンラインのライブ形式にて実施
・コーチデベロッパーと受講生、受講生同士のインタラクティブな研修環境を構築
・研修の内容構成は、講習会だけでは伝えきれない日常的に実践すべき内容や、講習会では取り上げていない内容を中心に展開

【内容】
・オリエンテーション
・育成したいプレーヤー像を考える
・コーチングを実践し、コーチングの基本的な内容を理解する
・年代別・習熟度別指導内容について理解を深める
・「B 級コーチ」の役割について考える
・1 日の振り返り

【参加者からのコメント】
・どんな選手を育てたいか等、普段の指導の中ではなかなか考えることのない重要な部分を考えるきっかけになりました。日本以外の国の育成体制や取り組んでいること、現在の日本との育成スタイルの差についての知識を得ることもでき、振り返りの Good・Bad・Next の部分は次の指導からすぐに活用できるので活用していきたいと思います。

・学び続けるプレーヤーを育成するために、コーチ自身が学び続けないといけないこと、また、全国に自分と同じような立場のコーチが存在していることが知れたことが良かったです。

・主体性があり、学び続けることをやめないということがプレーヤーにもコーチにもすごく重要だということをあらためて学びました。また、女性コーチの少なさや、アンダーカテゴリーのコーチの多さにも驚きました。課題を解決するのはプレーヤーであり、コーチは学びを促す役割を担い、そこに深く介入しすぎず責任を負いすぎない考え方も大切という言葉がすごく印象に残りました。

・意見や発言を聞く中で、さらに深く話をしたかったのですが、オンラインと時間の制限によって意見交換がなかなかできなかったことが少し残念でした。来年度実施予定の講習会が楽しみです。

・Zoom の利用は初めてでしたが、便利なツールなのでこれからは活用できるようにしたいと思います。