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第26回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会 最終日結果 -ハヤブサジャパン 女子日本代表チームはFIBA ASIA選手権2連覇達成!3大会ぶり(2004年アテネ大会以来)オリンピック出場権獲得-

2015年9月6日

2連覇を達成し、リオデジャネイロオリンピック出場を決めたハヤブサジャパン

2大会連続MVPを獲得した#10渡嘉敷 来夢選手

 「第26回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会(兼 2016年リオデジャネイロオリンピック アジア地区予選)」は最終日(8日目)。アジア地区予選から1枚しか与えられない2016年リオデジャネイロオリンピックへの切符を懸けた決勝戦が行われました。

 ハヤブサジャパン 女子日本代表チームは落ち着いてゲームを入り、先行してゲームを進めていきます。今大会通じて安定している“我慢のディフェンス”から速攻を出して得点を重ね、勢いに乗るハヤブサジャパン。3Pシュートも当たり、全員バスケットで85-50と35点差をつけて圧勝。中国を下した日本は、2大会連続3回目のアジアチャンピオンに輝きました。同時に悲願のオリンピック出場権を獲得し、選手たちは喜びを爆発させるとともに、ようやくプレッシャーから解放されました。

 初の日本代表キャプテンであり、前回優勝している以上、その位置を保たなければならない重圧を背負ってチームを引っ張った#12吉田 亜沙美選手。
 「ただただ、うれしいという気持ちです。このチームが始まった時に、アジアチャンピオンになろう、オリンピックに出ようと掲げた目標を自分たちの手で掴み取ることができました。最後に日本のバスケットを40分間フルに出すことができ、控えの選手たちものびのびとプレイできていたことが私自身うれしいです。みんなに夢を叶えさせてもらい、本当に幸せに思います。このチームのキャプテンを務めさせてもらい、今は本当に幸せであり、みんなに感謝したいです。
2年前も我慢するバスケットをしていましたが、今回のチームは40分間途切れることなく、切れずに最後まで集中して戦うことができました。それが全勝できた要因だったと思います。何よりもオリンピックへ懸ける一人ひとりの思いが強かったことが、このチームの良さでもありました。みんなが助け合い、支え合う、チーム力が日本の強みでした。スタートの5人だけではなく、控えにすごく良い選手が揃っているのも日本の武器です。最後にレイさん(#4三谷 藍選手)がコートに立って、3Pシュートを決めてくれたことが何よりもうれしかったです」

 世界最高峰のWNBAでプレイすることで、相手からのプレッシャーもさることながら、期待というプレッシャーに押しつぶされそうになることもあった#10渡嘉敷 来夢選手。
 「正直、うれしさよりもこのプレッシャーから解放されたことにホッとしています。本当に決勝はもう気持ちしかないと思っていました。あとは自分がコートに立てることを感謝し、その気持ちをコートで表現するしかないと、そのことだけを考えてプレイしていました。今日はウォーミングアップの時から笑っていたと思います。この試合がみんなと一緒にバスケットができる最後であり、泣いても笑っても最後の試合なので、自分自身も楽しみたいと思っていました。予選ラウンドのことも、昨日の準決勝も忘れて、何も考えずにただプレイしたいと思ってコートに立っていました。ファウルが鳴らなくても、自分が決めれば良いし、自分がやれば良いんだと思ってプレイしていました。今はオリンピックに出られるという実感はまだ沸かないです。本当に今はホッとしています」

 日本の切り込み隊長として、この試合も勢いづけてくれたニューヒロイン、#14本川 紗奈生選手。
 「すごくうれしいです。この優勝が自分たちが目標にしていたところなので、今は喜んで、また来年のリオへ向けて気持ちを作って頑張っていきたいです。自分たちは挑戦者であり、怯むことなく、下を向くことなく戦おうと決めていましたので、プレッシャーは無かったです。若い分、今年のチームは勢いが大事であり、日本代表に選ばれ、その勢いをもたらせなければ、自分がスタートで出てる意味がありません。ここで自分の力を発揮できて良かったです」

 赤い擦り傷をいくつも作りながら、大きな相手を守って支えた大黒柱、#6間宮 佑圭選手。
 「うれしいの一言に尽きます。こんな気持ちは初めてです。ここ数年、ディフェンスから、と言い続けてきたことが本当に形になった大会でした。昨日のチャイニーズ・タイペイ戦で追い上げられても、ディフェンスは崩れなかったです。今日の試合でも、第3ピリオド途中で相手に2本連続決められ、流れが向こうに行きそうになったときも、ディフェンスが最終的に崩れることがなかったのが今年のチームの最大の強みです。今までは点数を離されると、ガタガタと崩れることがありましたが、オフェンスの流れが悪くてもディフェンスで絶対に守りきるという強さがこの点差につながったのだと思います。点差が離れても、また0-0からだ、という気持ちで後半に入り、終わってみたら、こんなに点差がついたのかという感じでした。やっと日本のディフェンスが形になったと思います」

 #7栗原 三佳選手に変わり、先発を任され、その期待に応える活躍を見せた#9山本 千夏選手。
 「うれしい気持ちと実感がわかない気持ちの両方があります。金メダルとトロフィーがあるから優勝したという感じはしていますが、あまり実感は沸いていないです。先発と言われた時は、プレッシャーを感じてしまっていました。もう逃げ出したいと思うほどで、その弱い気持ちが昨日の試合では出てしまい、何もできずに自分から崩れていってしまいダメでした。今日はもう気持ちを切り替えてやるしかないと思い、周りから声をかけられたり、ダメだったら変えてもらえば良いと開き直って、自分の思った通りにプレイしようと思って試合に入りました。自分の中で3Pシュートが入ると思って試合に入っていたのですが、思いの外、速攻からのレイアップで得点が取れていました。それで落ち着くことができ、自分のリズムに乗ることができました」

 本日の先発を任された5人が、試合後に歓喜の声を聞かせてくれました。最後に、オリンピックへ導いた指揮官・内海 知秀ヘッドコーチのコメントをご紹介します。
 「まさかこのような試合展開になるとは思っていませんでした。このチームの目標だった勢いが、ファストブレイクとして出すことができ、出だしが非常に良かったです。こういう試合展開を理想としており、それが120%出たので、本当に選手は頑張ってくれました。オリンピックに出ていない選手たちばかりであり、みんなで夢を叶えようと今年度の合宿がスタートしました。それがこうして実現でき、次の目標がリオデジャネイロオリンピックに変わったことはとても良かったです。」

■レベルⅠ 最終順位
優 勝  日本 ※2大会連続3回目(リオデジャネイロオリンピック出場権獲得)
準優勝  中国 ※FIBAオリンピック世界最終予選 出場権獲得
3 位  韓国 ※FIBAオリンピック世界最終予選 出場権獲得
4 位  チャイニーズ・タイペイ
5 位  タイ(レベルⅡ降格)
6 位  インド(レベルⅡ降格)

■レベルⅡ 最終順位
1 位  フィリピン(レベルⅠ昇格)
2 位  北朝鮮民主主義人民共和国(レベルⅠ昇格)
3 位  カザフスタン
4 位  マレーシア
5 位  ホンコン・チャイナ
6 位  スリランカ

■大会MVP
渡嘉敷 来夢(日本 #10)

■大会ベスト5
PG  吉田 亜沙美(日本 #12)
SG  KIM Danbi(韓国 #6)
F   TING Shao(中国 #7)
PF  SUN Mengran(中国 #13)
C   渡嘉敷 来夢(日本 #10)

 戦いを終えたハヤブサジャパンは9月6日(日)、金メダルとリオデジャネイロオリンピックへの切符を手に、帰国の途に着きます。
 大会期間中、たくさんのご声援をいただきまして、本当にありがとうございました。ハヤブサジャパン 女子日本代表チームはオリンピックで勝利し、上位を目指すことが最終目標であり、選手たちは所属チームへ戻り、10月9日(金)より開幕するWリーグでさらなる強化、競争を行なっていきます。また、同じくリオデジャネイロオリンピック出場を目指す男子日本代表チームの「第28回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(兼 2016年リオデジャネイロオリンピック アジア地区予選)」は、9月23日(水)より中国・長沙で開幕。引き続き、ハヤブサジャパンへのご声援をよろしくお願いいたします。