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ハヤブサジャパン 平成25年度男子日本代表チーム 第6次強化合宿開催報告

2013年6月21日

 「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際親善試合2013 POCARI SWEAT Presents宮城大会/東京大会」まで「あと7日」。前回合宿でフィジカルトレーニングのピークを迎えたハヤブサジャパン 平成25年度男子日本代表チームは、6月17日(月)~20日(木)までの期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、次のステップへ進む第6次強化合宿を行いました。

 この合宿より「オフェンスのフォーメーションがスタート」と、話す鈴木 貴美一ヘッドコーチ。これまでは1on1から5on5のスクリメージまで、ディフェンスを強調していましたが、チームとしてのオフェンスの動きに対する強化が始まりました。前回に比べて選手たちの動きも少しは軽くなり、確実に調子は上がってきています。最終日には、男子ユニバーシアード日本代表とのスクリメージが行われ、実戦形式でフォーメーションを試しながらチームを作っています。

 7月6日(土)~17日(水)に第27回ユニバーシアード競技大会(ロシア・カザン)が行われることで、田中 大貴選手(東海大学 4年)以外の大学生がチームを離れます。また、同時期に男子日本代表チームは、第35回ウィリアム・ジョーンズカップ(7月6日~14日/チャイニーズ・タイペイ)に出場を控えている中で、怪我をする選手が多発している事もあり、連戦となる中でコンディションを崩すことなく乗り切るために、野口 大介選手(レバンガ北海道)、菊地 祥平選手、宇田 康利選手(東芝ブレイブサンダース)の3選手を、この合宿より招集しました。

 コンディションを高める練習からチーム練習へと進み、更なる強化を図っているハヤブサジャパン。現在のチーム状況についてキャプテンの桜井 良太選手(レバンガ北海道)は、「かなり体が動くようになってきており、良い形で仕上がってきています」と話しています。これから国際親善試合、ウィリアムジョーンズカップと試合が続く中、さらに強化していく点にはついては、「鈴木ヘッドコーチが最初の合宿の時に言っていた、最後に1on1から個人の力で決められるように、個人のスキルを上げるメニューは練習の中にいっぱい入っています。全員が積極的にフィニッシュを強くいけるようにしていきます」。若い選手たちはまだまだ遠慮もあるようで、桜井選手からは、「調子が良ければ攻め気は出しているのですが、そうではない時にここ1本決めるという場面で自分で行くことが消極的になってしまいます。特に(田中)大貴は外からのシュートも入りますが、ドライブを狙える選手でもあるので、もっとガツガツ行って欲しいです」と、若い選手たちのさらなる成長に期待を込めていました。

 フィリピン代表チームを迎えて行われる「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際親善試合2013 POCARI SWEAT Presents 宮城大会/東京大会」。本番となるFIBA ASIA選手権大会でも、2次ラウンドで対戦する確率が高いチームです。準備期間のなかった「第3回東アジアバスケットボール選手権大会(5月/韓国・仁川)」とは違い、強化合宿の成果を試す大事な大事な試合であり、チームを仕上げていく最初の試合。桜井キャプテンは、「強い日本というのを見せられるようにしたい」と意気込んでいます。ぜひ会場で、日本代表の成長ぶりをご確認いただくとともに、悲願のFIBAワールドカップ進出へ向けた熱いご声援をお願いいたします。