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男子日本代表:ウィリアム・ジョーンズカップ全日程終了 新たな挑戦をしながら経験を積み、自信をつけたBチームが9年ぶり銅メダル獲得

2019年7月22日

Bチームで挑んだ男子日本代表は9年ぶりに銅メダル獲得

平岩玄選手はコンバートした新たなポジションでのプレーに手応えを実感

 AKATSUKI FIVE 男子日本代表は、若手や国際試合の経験少ないメンバーで構成されたBチームで「第41回ウィリアム・ジョーンズカップ2019」に挑み、全8試合を戦い抜きました。開催国のチャイニーズ・タイペイA戦は77-75で接戦を制し、2010年以来9年ぶりに開幕戦を勝利し、好スタートを切ります。

 続くフィリピンは元NBA選手を多数擁する国際色豊かなエージェントチーム。全勝優勝した相手に59-94と完敗しましたが、すぐに気持ちを切り替えて臨んだヨルダン、インドネシア、チャイニーズ・タイペイBを破って3連勝を挙げます。8月31日(土)より中国にて開幕する「FIBAワールドカップ2019」にも出場する韓国には惜しくも81-83で敗れましたが、続くイラン戦は74-51で快勝。最後はブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)に対し、日本も大学生たちが奮起します。87-78で最終戦を勝利で飾り、通算6勝2敗の3位で全日程を終えました。開幕戦の勝利と同じく、銅メダル獲得も2010年以来9年ぶりです。

 今大会の目的に対し、マンドーレ エルマンヘッドコーチは「育成」と答えます。男子日本代表の底上げや選手層を厚くするためにもサイズアップに着手しています。例えば、「張本(天傑/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が4番から3番、星野(曹樹/白鷗大学4年)は4番から2番へコンバートし、この大会を通じて選手たちがしっかり挑んでくれたことが大きな成果です」と評価します。

 同じく、所属チームではセンターとしてゴールを背にプレーする平岩 玄選手(東海大学 4年)もフォワードに挑戦していました。

「外からのドライブや3Pシュート、ディフェンスも含めていろんなことをしなければならなかったです。コンバートしてさほど時間がない中でのゲームだったので、最初は迷いもありました。でも、プレーしていくうちにきっかけをつかんだことで、通用する部分や伸ばしていかなければいけない部分などいろんなことが見つかりました。まだまだ成長できる部分が見えたことが良かったです」

 2014年の大学4年時、李相佰盃に出場した後、韓国との差を目の当たりにした安藤誓哉選手(アルバルク東京)。危機感を感じて日本を飛び出し、カナダやフィリピン、そしてBリーグで様々な経験をしてきました。あれから5年の月日が経ち、日本代表として韓国と対戦したことで自身の成長を実感します。

「韓国は大学のときに戦った選手も多く、現在のトップ選手たちを相手に手応えを感じることができました。だからこそ、負けたのが悔しいです。アルバルクで2連覇を達成できた経験が、日本代表でも生かすことができました。A代表に入るためにも、国際試合を1試合でも多く経験することが今の僕には必要なことです。連戦の疲労よりも、試合できること自体がモチベーションを上げてくれる大会であり、日々充実していました」

 同じくBリーグチャンピオンのアルバルク東京から選出されたシェーファー アヴィ 幸樹選手は先発で起用され、こちらも自信を得ています。日本代表だけではなく、安藤選手とのコンビネーションは今後のBリーグへ向けても良い経験となりました。

「これまでもフィジカル面で負けてはいないと思っており、今は体の使い方を勉強しています。また、バスケIQに関してアルバルクで学ぶことができ、それらを日本代表でもコート上で出せていたと思います。韓国戦が一番手応えを感じることができました。昨年は(帰化枠のリカルド・)ラトリフ選手にやられましたが、今年はマンツーマンでマッチアップしたときは基本的に抑えられるようになり、自信がつきました」

 新シーズンより千葉ジェッツでプロとして歩みはじめるフリッピン・コー選手は、Bリーグよりも先に日本代表を通じて日本のバスケスタイルを知る機会となりました。

「アメリカの大学と国際ルールは違うので、すごく良い経験になりました。FIBAルールを学ぶことができ、今後のBリーグでもフィットしていける自信になりました」

 NCAA1年目となった昨シーズン、平均7.7本で全米2位のアシスト記録をしたテーブス海選手(ノースカロライナ大学ウィルミントン校 1年)でしたが、「満足がいくプレーができなかった」と反省点を挙げます。

「国際大会はNCAAとは違い、そう簡単にディフェンスが寄ってこないです。基本的にディフェンスはマンツーマンが多く、そこにアジャストするのに時間がかかってしまいました。日本代表では、もっと自分から得点を獲りに行かないといけないということを今大会を通じて感じました。自分が思っていたのとは違う結果になってしまいました。自分はまだまだこれからです。でも、チームとしては6勝もできたことは誇りに思える結果です。両方合わせて良い経験ができ、自分のためになりました」

 それぞれがテーマを持ち、10日間で8試合と連戦が続く中でも果敢に挑みながら多くの経験を積んだ選手たち。成長や自信を感じる選手もいれば、課題が明確になった選手もいます。表彰式を終えたあと、「終わったぁー」と安堵したのも束の間、「もっと試合がしたかったです」と名残惜しそうでした。フリオ・ラマスヘッドコーチが明言した通り、このメンバーの中から5人がこれからA代表の合宿に参加し、新たな競争に挑みます。今年度最大の大会である「FIBAワールドカップ2019」に1人でも、このメンバーの中から選出されることを期待しています。

 男子日本代表は本番へ向けた強化がスタートしました。その成果を試すべく、8月12日(月)には千葉ポートアリーナで、8月22日(木)から25日(日)にはさいたまスーパーアリーナで、「FIBAワールドカップ2019」に出場する強豪国を迎え、「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」を開催します。すでに完売となっている席種や日程もありますので、チケットのお求めはお早めに!

■試合結果
日本 77-75 チャイニーズ・タイペイA
日本 59-94 フィリピン
日本 72-63 ヨルダン
日本 88-61 インドネシア
日本 68-60 チャイニーズ・タイペイB
日本 81-83 韓国
日本 74-51 イラン
日本 87-78 カナダ