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男子U18日本代表:ドイツ遠征 アルバート・シュバイツァートーナメントはドイツに勝利し、5-8位決定戦へ

2024年4月5日

得点面でチームを引っ張る瀬川琉久選手(※写真はオーストラリア戦)

平良宗龍選手の得意なペイントアタック(※写真はオーストラリア戦)

 ドイツにて、招待試合「第30回アルバート・シュバイツァー・トーナメント」参戦中の男子U18日本代表。5試合行われたグループステージは3連敗のあと、2連勝した日本は4位で5-8位決定戦へ進みました。この結果により、過去最高位となる2010年の10位を上回る結果がすでに約束され、思いきって世界の強豪を相手に残る2試合に挑みます。次戦は日本時間4月5日(金)22:30より、ギリシャと対戦します。

 3連敗を喫したあとの休息日に、自分たちの課題と強みにあらためて向き合って臨んだチェコ共和国との4戦目。コート内で選手同士のコミュニケーションが増え、落ち着いてプレーでき、第1クォーター終了時点で14-8とリードを奪います。どちらも勝ち星が欲しい一戦であり、チェコ共和国に追い上げられながら僅差のゲームが続きました。第4クォーター残り5分、50-51とチェコ共和国とにリードを許します。ディフェンスで我慢をした日本は、和田拓磨選手がスティールから速攻を決め、52-51。続くディフェンスでもボールを奪った和田選手に対し、チェコ共和国はアンスポーツマンライクファウルとなり、フリースローでしっかり2点を追加。1ゴール差を守り抜いた日本が62-59で競り勝ち、今大会初勝利を挙げました。

 グループステージ最終戦、大会5日目のラストゲームは地元ドイツと対戦。アウェーゲームながら、開始3分で12-2と10点差をつける最高の立ち上がりとなります。第1クォーター終了間際には、最年少の白谷柱誠ジャック選手、さらにブザービーターで和田選手が3ポイントシュートを決め、24-11と13点リードで最初の10分間を終えます。高さのあるドイツがインサイドを攻めてくれば3人がかりで守り、全員でリバウンドを獲ってリードを守ります。第4クォーターはミスが目立ち、流れを渡してもおかしくない時間帯もありました。しかし、ディフェンスとリバウンドで粘り、67-61で逃げ切った日本が2連勝。2勝3敗でグループA 4位となり、同3位のスロベニアとともに5-8位決定戦へ進みます。次戦はグループB 3位はギリシャと対戦します(同4位はエジプト)。

 トップチームの男子日本代表は、パリ2024オリンピックでドイツとの対戦が決まり、先輩たちの背中を押す大きな1勝でした。もし、負けていれば9位または11位決定戦へまわり、今日がラストゲームだっただけに、2試合に増えたこともこの世代にとっては大きなメリットです。残り2日も思いきってプレーし、たくさんの課題をお土産に帰国することが今大会の目的です。

■日本戦結果&スケジュール(※日本時間)
3月30日[第1戦]日本 50-97 スロベニア
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/sites/2/2024/03/JPN-SLO.pdf

3月31日[第2戦]日本 68-74 トルコ
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/03/TUR-JPN.pdf

4月1日[第3戦]日本 67-93 オーストラリア
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/04/JPN-AUS.pdf

4月3日[第4戦]日本 62-59 チェコ共和国
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/04/CZE-JPN.pdf

4月4日[第5戦]日本 67-61 ドイツ
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/04/GERU18-JPN.pdf

4月5日 22:30[5-8位決定戦]日本 vs ギリシャ
4月6日 順位決定戦