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男子U18日本代表:ドイツ遠征 アルバート・シュバイツァートーナメントは8位で閉幕「内容も少しずつ良くなって毎試合成長はできていました」内藤耀悠選手

2024年4月7日

素晴らしい経験を糧に、3大会連続FIBA U19ワールドカップ出場を目指す男子U18日本代表

 「第30回アルバート・シュバイツァー・トーナメント」最終戦となった7位決定戦はエジプトに62-74で敗れ、8位で全日程が終了。男子U18日本代表は第1次合宿としてスタートしたばかりであり、今年9月開催予定の「FIBA U18アジアカップ」へ向けた選考段階です。これまでは世界の強豪を相手に1勝できるかどうか、どれだけ互角に戦えるかという大会でしたが見事に2勝を挙げ、最終日まで試合ができたのも今回がはじめてです。2大会連続FIBA U19ワールドカップ出場し、昨年は飛び級で出場した内藤耀悠選手と渡邉伶音選手がその経験をチームに落とし込んでくれているのも大きいです。キャプテンとして引っ張った内藤選手は、以下のように今大会を振り返ります。

「ヘッドコーチがいつも言っている『ターンオーバーを少なく』『ボックスアウトを徹底してディフェンスリバウンドを取る』ところは、試合を重ねるごとにどんどんターンオーバーの数は減って行き、リバウンドの数も少しずつ増えて行って、内容も少しずつ良くなって、毎試合成長はできていました。でも、最後のエジプト戦はコンディションニングがあまり上がらなかったなど原因はありますが、あまり良い内容でゲームを進めることができませんでした。僅差で負けたギリシャ戦も含め、FIBA U18アジアカップへ向けて良い経験をすることができたトーナメントになりました」

 アレハンドロ・マルティネスヘッドコーチはこれまで同様の課題であるリバウンドとともに、「1on1ディフェンスのレベルも高めて行く必要があります」と述べ、今後の強化ポイントを明確にします。大会を通して、「世界トップクラスのチームとたくさんの試合ができ、世界ランク4位のオーストラリアには前半は良い戦いができました。ホスト国のドイツ、強豪国のトルコやギリシアとも非常に良い試合ができ、それらの試合で選手たち全員で成長することができました」とプラスになった点は多く、この経験を所属チームに戻ってからも継続していくことが大切です。

 内藤キャプテンは「もっともっとチームが一体感を持てるような声がけであったり、プレーで見せたりできるようにしていきたいです」と力を込め、FIBA U18アジアカップでも勝利を重ねて3大会連続FIBA U19ワールドカップ出場を目指します。

■大会結果
優 勝:オーストラリア
第2位:セルビア
第3位:ドイツ
第4位:イタリア
第5位:スロベニア
第6位:ギリシャ
第7位:エジプト
第8位:日本
第9位:チェコ共和国
第10位:中国
第11位:トルコ
第12位:ドイツ U17

■日本戦結果
3月30日[第1戦]日本 50-97 スロベニア
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/sites/2/2024/03/JPN-SLO.pdf

3月31日[第2戦]日本 68-74 トルコ
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/03/TUR-JPN.pdf

4月1日[第3戦]日本 67-93 オーストラリア
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/04/JPN-AUS.pdf

4月3日[第4戦]日本 62-59 チェコ共和国
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/04/CZE-JPN.pdf

4月4日[第5戦]日本 67-61 ドイツ
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/04/GERU18-JPN.pdf

4月5日 [5-8位決定戦]日本 77-79 ギリシャ
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/04/JPN-GRE.pdf

4月6日[7位決定戦]日本 62-74 エジプト
≫BOXSCORE https://www.basketball-bund.de/content/uploads/2024/04/EGY-JPN.pdf