ニュース

男子U16日本代表:FIBA U16アジアカップ2025明日開幕「世界の強豪と言われるヨーロッパのチームやアメリカと対戦する経験が1番欲しい」白谷柱誠ジャック選手

2025年8月30日

開催地モンゴル・ウランバートルにて開幕戦へ向けて調整中

3度目の正直で世界への切符をつかみに行く白谷柱誠ジャック選手

 「FIBA U16アジアカップ2025」は明日8月31日(日)より開幕。男子U16日本代表は、開催地のモンゴル・ウランバートルに到着。アレハンドロ・マルティネスヘッドコーチは「先のことを考えすぎず、とにかく開幕戦を勝つために準備しています」と話し、カザフスタン戦に向け最終調整を行っています。今大会の模様はFIBA公式YouTubeにてライブ配信されます。

 白谷柱誠ジャック選手(福岡大学附属大濠高校)は高校に進学したばかりの今年6月、男子日本代表ディベロップメントキャンプに招集され、トム・ホーバスヘッドコーチの下でアピールする機会を得ました。その後は網野友雄ヘッドコーチ率いる若き男子日本代表合宿に参加し、7月には第44回ウィリアム・ジョーンズカップへ出場。アラブ首長国連邦戦では20分を超えるプレータイムを与えられ、トップチームを相手に7点を記録し、勝利に貢献。高校バスケではインターハイや、開幕したばかりのU18日清食品トップリーグのコートに立ち、急速に経験値を高めています。

 2度目のFIBA U16アジアカップであり、昨年はFIBA U18アジアカップも出場した白谷選手。「1番経験があるので、それを伝えるためにも積極的に声を出していかなければいけないです。また、過去2大会連続で負けているので、今までとは変えなければ勝てないとも思っています」とキャプテンとしてチームを先導します。世界への切符をつかむことができなかった過去2大会の悔しさを払拭するため、「練習の強度やコミュニケーションを意識しています。話しやすいチームだからこそ良いプレーができ、そこから生まれるコンビネーションや良いバスケにつながると思います」と変化をもたらせています。コート内外で気付いたことを指摘し、他の選手たちも同じように意見できる環境を築いていました。

 男子日本代表で先輩たちからもらったアドバイスを参考に、「試合中のハーフタイムやベンチに下がったときに、先輩たちは『自信を持ってやり続けろ』『自分たちは強い』と発破をかけ合っていました。世界と比較すれば日本は小さいですが、大きな相手にも戦えるチームという自信をみんなにも意識づけしていきたいです」と白谷選手はこれまでの経験を還元し、3度目の正直で世界への切符とつかみにいきます。

 将来への期待高まる白谷選手に対し、「体は強いですがまだ16歳。必要以上のプレーを求めすぎず、慎重に育てています」と細心の注意を払うマルティネスヘッドコーチ。「誰よりも経験はありますが、ジャックに頼り切ってはいけないですし、彼一人で試合に勝つこともできません。チームの勝利に対して必要以上に責任を背負い、役割以上のプレーをしてしまえば、チームプレーができなくなります。また、彼自身がパンクしてしまいます」というマルティネスヘッドコーチが求めるスタイルはパスをつないでボールをシェアし、ポジションに関係なくリバウンドを取りに行く全員バスケ。それを徹底することで、すべての選手を同じように成長させています。

 対戦チームの印象についてマルティネスヘッドコーチは、「いずれも難しい試合になると思っています。初戦のカザフスタンはバスケだけではなく、スポーツ全体のレベルが上がっている国です。また、サウジアラビアは保守的な国であり、どのレベルまで上げて来るかが分からず、良い年もあれば悪い年もあり、何が起きるか分かりません。そして、イランは常に大きな選手がおり、フィジカルも強く、FIBAランキングでは日本(26位)よりも上位(23位)にいるアジアの強豪です」と説明。より良い位置で決勝トーナメントへ進み、大一番となる準々決勝を乗り越えた4強に世界への切符が与えられます。

 16チームで争われるアジア予選は熾烈であり、簡単ではありません。「日本より他のチームが技術や戦術が優れているとは思いません。ただし、体が強くて大きいことでバランスが取れず、相手が優位になることがあります。どのチームも力は拮抗しており、勝つチャンスはあります。だからこそ予選の3試合に集中して1位突破を目指すことが大事になります」とマルティネスヘッドコーチは目標から逆算し、目の前の試合に全力を注ぎます。

 白谷選手は「FIBA U17ワールドカップに出て、世界の強豪と言われるヨーロッパのチームやアメリカと対戦する経験が1番欲しいです。しっかり出場権をつかんで、自分がどれだけ世界を相手にも通用するかを試したいです」と目標へ向かう戦いがはじまります。

■FIBA U16アジアカップ2025
日程:2025年8月31日〜9月7日
開催地:モンゴル・ウランバートル
出場国(予選グループフェーズ組み合わせ)
【グループA】オーストラリア、レバノン、インド、バーレーン
【グループB】ニュージーランド、フィリピン、チャイニーズ・タイペイ、インドネシア
【グループC】中国、韓国、マレーシア、モンゴル
【グループD】日本、イラン、カザフスタン、サウジアラビア
試合日程(※日本時間)
8月31日(日)15:00 カザフスタン
9月1日(月)12:30 サウジアラビア
9月2日(火) 12:30 イラン
9月4日(木) 準々決勝進出決定戦(予選グループ2位 vs 3位)
9月5日(金) 準々決勝(予選グループ1位 vs 準決勝進出決定戦勝者)
9月6日(土) 準決勝/順位決定戦
9月7日(日) 決勝/順位決定戦