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男子U16日本代表:FIBA U16アジアカップ2025 予選グループ首位突破──世界への切符と懸けた準々決勝はチャイニーズ・タイペイと対戦

2025年9月4日

FIBA U17ワールドカップ2026出場権獲得まであと1勝

前回大会もイランに勝った経験を持つ白谷柱誠ジャック選手が勝利へ牽引

 モンゴル・ウランバートルで開催中の「FIBA U16アジアカップ2025」は予選グループフェーズを終え、男子U16日本代表は無傷の3連勝。3戦目の山場となったイラン戦は86-67、19点差をつけて快勝。予選グループ首位突破で、準々決勝進出を決めました。

 カザフスタンとの開幕戦は107-51、続くサウジアラビア戦は78-58、いずれも終始リードを奪う展開で2連勝。同じく無傷のイランとの予選グループフェーズ最終戦。序盤は3本の3ポイントシュートを決めたイランに先行されます。しかし、第1クォーター終盤、ホーキンス然選手(開志国際高校)が3ポイントシュートを決め返し、18-17と逆転。ホーキンス選手は4本の3ポイントシュートを決め、20点。前回大会でイランから2勝を挙げた経験を持つ白谷柱誠ジャック選手(福岡大学附属大濠高校)がチームを牽引し、最多の24点を記録。2人ともリバウンドでも二桁を越え、ダブルダブルと活躍。イランの追い上げに対し、細部に渡って練習を積んで来たディフェンスで凌ぎます。第4クォーターは走ってイランを圧倒し、86-67で3連勝。全員バスケを体現し、予選グループ首位突破で最初の関門をクリアしました。

 身体も心もまだ成長過程にある16歳の選手たちであり、「予選グループを1位通過すれば、2日間空きます。その間にしっかり休むことができ、また次の対戦相手を対策する時間も十分取ることができます」とアレハンドロ・マルティネスヘッドコーチは予定通りにここまで進んでいます。前回大会も1位で突破しましたが、準々決勝でフィリピンに59-64で敗れ、世界の扉を開けることができませんでした。その悔しい経験を踏まえた2日間を過ごし、負けられない戦いへ気持ちを引き締めて挑みます。

 本日9月4日から予選グループ2位と3位のチームが対戦する決勝トーナメントがスタート。準々決勝進出決定戦が行われ、チャイニーズ・タイペイ(グループB/2位)vsレバノン(グループA/3位)の勝者は、日本が待つ準々決勝へ駒を進めます。結果は97-90でチャイニーズ・タイペイが勝利し、明日9月5日(金)の対戦相手が決まりました。準々決勝を勝利したチームがベスト4となり、来年トルコ・イスタンブールで開催されるFIBA U17ワールドカップ2026への切符をつかみます。世界まであと1勝です。

■FIBA U16アジアカップ2025
日程:2025年8月31日〜9月7日
開催地:モンゴル・ウランバートル
出場国(予選グループフェーズ順位)
【グループA】①オーストラリア ②バーレーン ③レバノン ④インド
【グループB】①ニュージーランド ②チャイニーズ・タイペイ ③フィリピン ④インドネシア
【グループC】①中国 ②韓国 ③マレーシア ④モンゴル
【グループD】①日本 ②イラン ③カザフスタン ④サウジアラビア
試合日程・結果(※日本時間)
【予選第1戦】日本 107-51 カザフスタン
【予選第2戦】日本 78-58 サウジアラビア
【予選第3戦】日本 86-67 イラン
9月5日(金) 準々決勝(時間未定)日本 vs チャイニーズ・タイペイ
9月6日(土) 準決勝/順位決定戦
9月7日(日) 決勝/順位決定戦