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FIBA女子アジアカップ:4連覇を懸けたラストゲーム【決勝】日本vs中国は本日21:15ティップオフ

2019年9月29日

それぞれが役割に徹し、チーム力が上向いていることを実感する本川紗奈生選手

ホームのような環境で大会4連覇を目指す女子日本代表

 「FIBA 女子アジアカップ 2019」は最終日を迎え、チャンピオンが決まります。4連覇を狙うAKATSUKI FIVE女子日本代表は、中国との決勝戦。本日9月29日(日)21:15よりティップオフ。BS-TBS、CSフジテレビONE、DAZNにてそれぞれ生中継されます。

 決勝の相手に対し、「中国は強いです」とだけ語ったトム・ホーバスヘッドコーチ。FIBA女子アジアカップでは2013年から負けなしの4連勝中ですが、この1年間で2連敗を喫しています。昨年のFIBA女子ワールドカップでは81-87で敗れ、準々決勝進出を阻まれ、早々に大会を退く悔しい結果となりました。さらに、8月に行われた中国遠征でも負けており、超えなければならない強豪です。

 大会までの約1ヶ月間は「打倒!中国」を掲げて強化してきました。宮澤夕貴選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)は、「フィジカルで負けないこと、1on1で負けないこと」を挙げ、日本同様にプレッシャーをかけてくるディフェンスに対し、「一人ひとりが逃げないで立ち向かって行って、きちんと自分のショットを打つこと。それがカギになります」と対策は万全です。

 国内では経験できない大きな相手との対戦を楽しむ渡嘉敷来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)。中国は#14 リ・ユエル選手が200cm、#15 ハン・シュー選手は205cmと渡嘉敷選手より10cm以上も大きな選手を擁します。「中国のセンター陣をしっかりと攻略して、オーストラリア戦のようにディフェンスで貢献できるようにしたいです」とマッチアップを楽しみにしていました。

 試合を重ねるごとにチームとして上向いていることで、4連勝と波に乗ります。本川紗奈生選手(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)も、「もともと良いチームになっていましたが、こんなにギュッとなったのは今大会に入ってからです」とチームのまとまりを実感していました。その要因として、「スタートのメンバーは自分の役割に徹し、ベンチメンバーもスタートに負けないように試合に入ることができています。それぞれがチームのために何ができるかをしっかり考えて行動できているので、すごく良いチームになっています」と一丸となって大きな中国に向かって行きます。

 インド・バンガロールへ日本から応援に駆けつけていただいた方や、在住の日本人の皆さんが日の丸を振って声援を送ってくれることで、ホームのような環境で試合ができています。日本からもテレビ等を通じて多くのパワーを送っていただいていることを感じ、ラストゲームもきっちり勝利を目指します。

■FIBA女子アジアカップ2019 (FIBA Women’s Asia Cup 2019)

【試合スケジュール】※日本時間
○日本 103-27 インド●
○日本 78-49 チャイニーズ・タイペイ●
○日本 102-61 韓国●
準決勝:日本 76-64 オーストラリア
9月29日(日) 21:15 決勝:日本 vs 中国
※決勝はBS-TBS、CSフジテレビ、DAZNにて生中継

○期間:2019 年 9 月 24 日 (火) 〜 29 日 (日)
○開催地・会場:インド・バンガロール (会場:スリー カンティーラバ インドアスタジアム)
○出場国:8か国(Division A)
<グループA> 日本、韓国、チャイニーズ・タイペイ、インド
<グループB> オーストラリア、中国、ニュージーランド、フィリピン