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3×3男女U23日本代表:FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2025 -アジア- 本日開幕「目指すスタイルを積み上げて3×3女子日本代表につなげていけるように」伊波美空選手

2025年8月11日

まわりを使いながら勝負どころは積極的にアタックする堀 陽稀選手

昨年の経験を生かして2年目のシーズンへ挑む伊波美空選手

 「FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2025 -アジア-」は中国・邯鄲にて本日開幕。先に3×3女子U23日本代表が登場し、マレーシア(16:50)、モンゴル(18:40)と対戦。3×3男子U23日本代表はイラン(17:15)、中国(19:05)とそれぞれ予選プールを争い、勝ち点1位のチームが決勝戦へ駒を進めます(FIBA公式YouTubeにてLIVE配信)。

 3×3男子U23日本代表で唯一、昨年のFIBA 3×3 U23ワールドカップへ出場した堀 陽稀選手(早稲田大学 / SHINAGAWA CITY BASKETBALL)。決勝トーナメントへ進み、過去最高の5位となり、U23カテゴリーのFIBAランキングで国内トップ(世界72位)に立っています。

「昨年は3×3をはじめたばかりであり、チームメイトに引っ張ってもらいながら好き勝手にプレーさせてもらいました。でも、今年は経験がある立場となり、チームのバランスを見ながらスクリーンをかけることを意識しています」

 堀選手にとって3×3のスキルは5人制にも生かされ、「昨年の活動を通してスクリーンのかけ方のコツや体の当て方を学ぶことができました。それを早稲田大学でも継続したことで、相手のディフェンスに合わせて3×3でもうまく使えるようになりました」と相乗効果があります。

 同じく3×3女子U23日本代表は伊波美空選手(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)と西ファトゥマ七南選手(早稲田大学)が昨年のFIBA 3×3 U23ワールドカップ経験者です。伊波選手も昨年から3×3をはじめ、「最初の大会がこのネーションズリーグであり、その経験を今年に生かしたいというのが一番強いです。今回、総合優勝しないとFIBA 3×3 U23ワールドカップに出場できないので、勝ちにこだわっていきたいです。その中でも目指すバスケスタイルがあり、みんなで作り上げていきたいです」と明確な目的を持って大会へ臨みます。

 3×3女子U23日本代表は、トップチームと同じく前田有香ヘッドコーチが指導。「昨年は自分たちで考えてプレーを作っていくことが多かったですが、前田ヘッドコーチから簡単に得点が取れるセットプレーを教えてもらい、それに対していろんなオプションを学べています」と伊波選手は述べ、その成果を試す開幕戦を楽しみにしていました。「3×3女子日本代表も最初は難しく、うまくいかないことがあったと思います。でも、同じメンバーで試合経験を重ねることで結果が出てきています。このチームでも前田ヘッドコーチが目指すスタイルを積み上げて、3×3女子日本代表につなげていけるようにしたいです」という伊波選手は、3年後のロサンゼルス2028オリンピックも視野に入れて取り組んでいます。

 春先にはセルビアのミラン・イサコフ コーチを招聘し、今大会へ向けて現役としてプレーし続けている鈴木慶太コーチから多くのことを吸収する堀選手も、「練習メニューの一つひとつが試合につながる内容になっています。ミランコーチに教わった内容と今の練習がリンクしている部分も多くあり、実戦で使える印象があります」と自信を持って優勝を目指します。 

■FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2025 -アジア- 大会概要
大会日程:2025年8月11日(月)~17日(日)
場所:中国・邯鄲
出場国:日本、モンゴル、中国、マレーシア、カザフスタン、イラン(各男女)
スケジュール
 STOP1:8月11日
 STOP2:8月12日
 STOP3:8月13日
 STOP4:8月15日
 STOP5:8月16日
 STOP6:8月17日

各STOPで優勝チームが決まり、6つのSTOPの優勝回数など総合トップチームが9月17日より中国・雄安で開催するFIBA 3×3 U23ワールドカップ2025への出場権獲得