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女子U16日本代表:FIBA U16女子アジアカップ 2025【準決勝】日本 64-68 ニュージーランド 最終戦は銅メダルを懸けて中国と対戦

2025年9月27日

23点と気を吐き、後半の追い上げを見せた竹内みや選手

 「FIBA U16女子アジアカップ2025」は4強が出揃い、女子U16日本代表は予選グループフェーズ最終戦で4点差と辛勝したニュージーランドと準決勝でふたたび対戦。30分以上リードを許す同じような展開となり、第4クォーター終盤に追い上げましたが逃げ切られ、64-68で敗れました。9月28日(日)の最終戦は16:30より、銅メダルを懸けて中国と対戦します。

 前回の対戦とは違い、開始5分を過ぎ、権藤寧々選手(聖カタリナ学園高校2年)の連続3ポイントシュートでリードを奪うと、17-14と日本が先行して第1クォーター終了。しかし第2クォーター、ディフェンスを成功させてもリバウンドを取られ、失点が続きます。シュートを決めてディフェンスがセットできるニュージーランドに対し、「オフェンスが停滞し、非常に苦しい展開になりました」と鈴木良和ヘッドコーチは相手の熱量を称えます。第2クォーターは2点しか取れず、ニュージーランドに15本のリバウンドを奪われ、17点を上乗せされて19-31と12点差で前半を終えます。

 ニュージーランドペースは変わらず、第3クォーター開始3分25秒、24-41とこの試合最大となる17点差をつけられました。しかし、竹内みや選手(桜花学園高校1年)がドライブで突破口を開き、連続得点で反撃開始。この10分間だけで15点を挙げ、42-48と6点差にとらえて最終クォーターに望みをつなぎます。竹内選手をファウルでしか止められず、2本のバスケットカウントが続き、第4クォーター残り5分16秒、53-55と2点差まで迫ります。

 「後半は自分たちのオフェンスがうまくできて、点差を縮められたのは良かったです。でも、そこで一番やらせてはいけなかった11番(Ava Jones選手)に3ポイントシュートを決められ、そこを止められなかったのがまた課題でした」と竹内選手が述べたように2連続で3点を積み上げられ、53-60と引き離されます。

 残り44秒、加地百香選手(桜花学園高校1年)が3ポイントシュートを決め、64-67。続くディフェンスを24秒間守り切ります。残り17秒、逆転のチャンスを得ました。しかし、3ポイントシュートを狙うあまり、高い位置で相手のプレッシャーに阻まれ、逆にショットクロックバイオレーションを取られてチャンスを逸します。竹内選手は23点と気を吐きましたが逆転には届かず、64-68で敗れました。

 明日の3位決定戦は予選グループフェーズ第2戦で勝利した中国とふたたび対戦します。はじめて決勝へ進んだニュージーランドの相手は、4連覇を目指すオーストラリアです。

■FIBA U16女子アジアカップ2025
開催地:マレーシア・スレンバン
日程:9月22日(月)〜28日(日)
【予選グループフェーズ】
日本 132-31 シリア
日本 78-57 中国
日本 76-72 ニュージーランド
【準決勝】
日本 64-68 ニュージーランド
【3位決定戦】
9月28日(日) 16:30 日本 vs 中国