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女子U16日本代表:FIBA U16女子アジアカップ 2025【3位決定戦】日本 71-58 中国 3位で大会終了──得点とアシストでトップの竹内みや選手はMVP&オールスターファイブ受賞
2025年9月28日

最終戦に勝利し、銅メダル獲得

得点王・アシスト王・オールスターファイブ・MVP受賞の竹内みや選手
「FIBA U16女子アジアカップ2025」最終日。女子U16日本代表は3位決定戦にまわり、中国と対戦。竹内みや選手(桜花学園高校2年)が今大会3度目の20点オーバー(9/23中国戦:23点、9/27ニュージーランド戦:23点)となる25点と活躍し、71-58。最終戦を勝利で飾り、3位で全日程終了。竹内選手は平均19.4得点、平均6.6アシストの2部門でアジアトップとなり、大会MVP&オールスターファイブに選出されました。
■竹内みや選手 コメント
「率直に賞を取れたことはうれしく、アジアの中でも通用した証明だと思っています。個人としては結果が残りましたが、チームとしては3位でしたので、今回見つかった課題を取り組み、また成長できるようにこれからもがんばります」
今大会ベスト4のうち、日本と同じく予選グループBから勝ち上がったチームが3つ。準決勝のニュージーランドに続き、中国とも2度目の対戦となった3位決定戦。得点源であり、予選グループフェーズでは20点を許した#11 Yuanshan Li選手(平均17.8点)、189cmの#16 Hanyun Sun選手を止めることをテーマにラストゲームへ向かいます。警戒する2人に先制されますが、加地百香選手(桜花学園高校1年)の3ポイントシュートを皮切りに、4連続得点で10-4と流れに乗ります。しかし、日本ペースは長くは続かず、第2クォーター残り1分18秒、Li選手の逆転シュートで32-34、2点リードされて前半を終えます。
第3クォーター序盤で7点リードを許しましたが、加地選手、竹内選手の連続3ポイントシュートで流れを切ります。2点を追いかける日本は残り2分、安井穂香選手(四日市メリノール学院中学校3年)がバスケットカウントを決め、45-43と逆転に成功。第4クォーターは終始日本ペースで進み、24-12。結果は71-58、13点差で勝利。竹内選手は「昨日の試合に比べて、ディフェンスがうまく機能しました」と勝因を挙げ、キーマンの二人を抑えて最終戦を飾りました。
試合後の記者会見では、「準決勝で悔しい敗退でしたが、1日空けて気持ちを切り替えて、素晴らしいパフォーマンスで戦ってくれた選手たちのがんばりに敬意を表したいです」と鈴木良和ヘッドコーチ。目標としていた金メダルには届きませんでしたが、「今日の試合もベストなパフォーマンスを目指し、選手の成長に貢献する気持ちで臨んだ結果、良い戦いができたと思っています」と続け、はじめての日本代表として大きな経験を積む機会となりました。
竹内選手は「応援してくださる方々の力があったからこそ勝てた試合でした」と述べ、鈴木ヘッドコーチは「この結果は選手たちと日頃から鍛えられた所属チームのがんばりであり、それを支えてくださっている周りの方々の力のおかげです」と感謝します。帰国後はウインターカップやJr.ウインターカップの都道府県予選、U18日清食品リーグへ臨む選手たち。今大会で得た経験を発揮し、来年のFIBA U17女子ワールドカップ2026へ向け、国内でも成長する舞台が待っています。
■FIBA U16女子アジアカップ2025
開催地:マレーシア・スレンバン
日程:9月22日(月)〜28日(日)
【予選グループフェーズ】
日本 132-31 シリア
日本 78-57 中国
日本 76-72 ニュージーランド
【準決勝】
日本 64-68 ニュージーランド
【3位決定戦】
日本 71-58 中国
■最終順位
優 勝:オーストラリア
準優勝:ニュージーランド
第3位:日本
第4位:中国
第5位:チャイニーズ・タイペイ
第6位:フィリピン
第7位:韓国
第8位:シリア
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