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【世界最終予選特集】 GO FOR OLYMPIC 矢野 良子選手

2012年6月21日

 いよいよ、6月25日から「FIBA女子オリンピック世界最終予選(ロンドンオリンピック世界最終予選)」がトルコ・アンカラにて開幕します。

 3月14日より始動したハヤブサジャパン 女子日本代表チームは、4月1日より本格的に強化合宿をスタート。国内合宿、アメリカ遠征、女子日本代表国際親善試合、トルコ遠征、国内最終合宿を行い、準備をしてきました。
 合宿や遠征の成果、これから始まる世界最終予選世界最終に向けて、ハヤブサジャパン全15選手の意気込み、ロンドンオリンピックに賭ける想いをご紹介します。

 矢野 良子 (トヨタ自動車 アンテロープス)

- いよいよトルコへ旅立ちますが、手応えは感じてますか?
 4年前にスペインで行われた世界最終予選の時と比べて、しっかりと準備はできました。スタッフの皆さんが一生懸命やっていただいたことで、対戦相手を想定しながら明確な準備ができました。トルコに着いてからもさらに調整しますが、やるべきことはできたと感じています。

- 4年前、世界最終予選で敗れた時の悔しさをあらためて聞かせてください。
 4年前のことは、結構忘れています。負けたという事実は覚えていますが、どこで負けたのかなど、珍しいくらい詳細が記憶に残っていません。先日の公開練習時に萩原美樹子さんと話し、「最後の最後で負けたんだよ」と言われました。話したことで、少しずつ思い出した感じです。前回も時間がなく、あまり準備できずに大会に入りました。たらればではありますが、もっと準備できていれば勝てたと後悔した試合でした。その分、今回はしっかり準備できたという実感があります。もちろん対戦相手は今回の方がより強く難しい状況かもしれませんが、でも可能性はゼロではありません。4年前と比べれば少しでもしっかり準備できた分、気持ち的にも自信を持って大会に臨めます。

- 納得のいく形で大会に臨めるということでしょうか?
 そうですね。チームとしても密にミーティングをしてきましたし、もっと言ってしまえばメンバーはどうあれ、大会前にトルコと試合して勝ちました。お互いに手の内は見せていませんが、それでも選手の特徴やチームスタイルが分かるので、それは気持ちが楽です。この最終合宿でも、しっかりとトルコをイメージしながら練習ができたことは、4年前とは違って納得いく準備はできました。

- オリンピックへの思いとは?
 アテネオリンピックを経験している分、なおさら行きたい気持ちは強いです。何よりもアテネでのリベンジをしたいです。予選ラウンド最終戦のギリシャ戦で、残り時間のない中、自分の逆転シュートが入らなかったことで91-93で敗れ、決勝ラウンドに行けなかったことが今でも悔しいです。何よりも、オリンピックを最後に引退する先輩方がおり、自分のシュートで決勝ラウンドに上げられなかったことを申し訳ないと思っています。そのためにもオリンピックへ行きたいです。未経験であれば行きたいという架空の夢ですが、1回行けば2回行きたくなりますし、その思いはより強いです。まだ出場を決めてはいませんが、ロンドンオリンピックに出場したら、決勝ラウンドに行くことが目標です。それはアテネが終わった時からずっと抱き続けている目標でもあります。

- 変則的なレギュレーションとなる世界最終予選の戦い方は?
 予選ラウンドは2試合しかありません。言ってしまえば1試合を勝てば決定戦に上がれるわけですから、それは1試合1試合を死に物狂いで臨まなければいけません。2試合勝てばより良いとは思っていますが、最低でも1試合勝つことに心を引き締めて取り組めるかが重要です。1つ負けても次があるや、という気持ちでは絶対にダメです。叶わない相手でも勝つ可能性が無いわけではありません。仮にアメリカと対戦しても0-100で終わる試合はないわけですから、気持ちの面でカバーできることはいっぱいあります。ましてや完全アウェーで初戦にトルコと戦うわけですから、心の準備が一番大切です。

- 日本が大会2日目に初戦を迎えることはどう感じていますか?
 日本がトルコ戦、プエルトリコ戦という順番と日程は知っていましたが、大会全体の日程は気にしていませんでした。初日の試合は重くなるとは思いますが、相手が2戦目であり、こちらはフレッシュな初戦という前向きに考えています。ひとつ心配な点として、アウェーの雰囲気の中での試合を経験した選手が少ないところです。会場中が埋まり、大ブーイングの中で試合をすることをいかに自分の力に変えられるかだと思います。アテネオリンピックでホームのギリシャと対戦した時は、ものすごいブーイングでしたが、その雰囲気を楽しめるメンバーでした。若い選手たちが同じように楽しんでくれれば良いとは思っていますが、そこはどうなるか不安です。若い選手たちに発破をかけすぎたり、緊張されても困るので自分からは言わないようにしています。ただ、せっかく大勢の観客の中でプレイできるのだから、ブーイングをされに行こう、それに立ち向かって行こうと私は思っています。

- これまでの日本代表合宿はどうでしたかか?
 日本代表に入って、久しぶりに3番ポジションをやってます。JXの選手たちはみんな上手ですし、他の選手たちをしっかり見ている“FOR THE TEAM”精神がすごいと思います。また、欲しいなと思った時にパスがくるので、プレイしていても楽しいです。あとは私が決めるだけですね。私はアウェーが好きなのでこれから挑む大会が楽しみでもあります。

- オリンピック出場へ向けた意気込みを!
 私は日本代表として最後だと思っていますので、悔いの残らない戦いをしたいです。絶対に一人の力ではどうしようもできないし、一人の力だけでできるとも思っていません。若い時は「私が何とかします」と思ってましたが、今は能力ある仲間がたくさんいますので、みんなでオリンピック出場を勝ち取ります。

- ファンの皆さんへメッセージ
 自分たちの力を120%出すことで、ようやく世界と戦える状態になると思っています。必至に強豪を相手に食らいつく姿を見て欲しいですし、一緒に戦って欲しいです。個人としては最後ですので、悔いの残らないように、1本1本のシュートが最後だと思って戦ってきます。今、自分が持っている力はコートで全部出してきます。応援をよろしくお願いします。