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【ロンドン2012パラリンピック特集】 ハヤテジャパン 京谷 和幸選手

2012年8月21日

 8月29日(水)にイギリス・ロンドンで開幕する“パラリンピック”へ出場する車椅子バスケットボール男子日本代表チーム「ハヤテジャパン」
 日本初参加となった1964年東京パラリンピック以来、11大会連続出場中の車椅子バスケットボール男子日本代表チーム。これまでの最高成績は1988年ソウル大会、そして前回2008年北京大会の7位。強化合宿や海外遠征を重ねてきたハヤテジャパンの目標は、準々決勝の壁を乗り越えベスト4進出。さらにメダル獲得を目指します。
 宮城MAXが中心となり、さらに北京パラリンピック経験選手も多く、長い年月をともに過ごした分、チームワークは抜群。スピードを活かした疾風(ハヤテ)の如く、世界の強豪に立ち向かいます。
 ハヤテジャパンを率いる岩佐 義明ヘッドコーチ、日本代表12名全選手のロンドンパラリンピックへ向けた意気込みをご紹介します。

#10  京谷 和幸選手 (千葉ホークス) クラス1.0/40歳

パラリンピック出場歴:2008年北京大会、2004年アテネ大会、2000年シドニー大会

─ 4度目のパラリンピック出場となりますが、パラリンピックとはどのような舞台でしょうか?
 特別な場所であることは間違いありません。今まで自分たちが積み上げてきた技術やいろんなことを発揮する最高の舞台だと思います。

─ これまでの3大会の中で一番印象に残ってる試合は?
 やはり一番最初に出場したシドニーパラリンピックでのオーストラリア戦です。これまでサッカー(Jリーグ/ジェフ市原※現千葉のMFとして活躍)をやってきましたが、その後事故に遭い車椅子生活となりました。それが、車椅子バスケットに出会い、パラリンピックというまた大きな舞台で戦えると思った時の喜びを感じた瞬間でした。特別な試合はやはりシドニーパラリンピックの最初の試合です。

─ これまでのパラリンピックでの経験をどのように活かして臨みますか?
 今のチームは4年間をかけて作り上げてきたので、すごく若手と中堅とベテランのバランスがうまく取れている良いチームです。自分はベテランとして、精神的な支柱にならなければいけないと思いますし、良い状態でチームの若い選手や初選出となった経験の無い選手たちをうまく盛り上げて、試合に集中させてあげたいと思っています。

─ やはりパラリンピックという舞台は他の大会に比べても全く違うものですか?
 全然違います。まず、いつも通りのプレイをすることができませんし、雰囲気にのまれてしまいます。とにかく、いつも通りプレイすることをテーマにして練習をしています。いつも通りのことができずして、それ以上の力を発揮することはできません。うまくやろうとするのではなく、いつも通り自分たちのバスケットをすることを意識づけして行けば、あとはポテンシャルある選手たちばかりですので、勢いに乗って良いプレイが出せると思います。それができれば、メダルに近づけるはずです。

─ 最終合宿まできたチーム状況は?
 これはずっと思ってきたことですが、チームワークは非常に良いです。例えば、誰かがミスをしてもフォローできるチーム状況ですし、誰が出ても大きく変わることがないほど選手層が厚くなってきたのは、これまでのパラリンピックと比べても大きな違いだと感じています。僕自身もこのチームにはすごく期待していますし、チームが勝つために最大限の力を発揮したいです。僕は4回目ですので、特に緊張もありませんし、いつも通りのことができると思います。チームをどう良い方向に導いて行くかが僕の役割です。(横を通る香西選手を指さして)彼に期待してください。(笑)

─ 世界選手権得点王の藤本選手とその香西選手という2人のポイントゲッターがいるのはチームとしても大きいのでは?
 それは大きいです。今までは藤本選手一人でしたが、香西選手が加わり、さらに3番手となる選手たちの意識が高くなり、もう少し積極的に攻めればもっと得点を獲れるチームになります。誰がと言うよりも、全員がこの2人に頼らずに得点できる幅の広いオフェンスができれば、もっと良くなります。パラリンピック期間中もこのチームは成長できると思っています。パラリンピックの最終戦が終わった時に最高のチームの形で終われば良いんです。まだまだ成長して行きます。

─ ロンドンパラリンピックへの意気込みを!
 僕自身は今回が最後のパラリンピックだと思っています。チームが勝つために自分ができることを全力で行い、悔いの無いよう完全燃焼してきたいです。