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女子日本代表:「第18回アジア競技大会」準々決勝カザフスタンを100点ゲームで圧倒し、準決勝進出。次戦(8月30日)はふたたび中国と対戦

2018年8月27日

準決勝での中国戦は日本は速さで勝機を見出す

カギとなるリバウンドの要、梅沢カディシャ樹奈選手

 「第18回アジア競技大会」は3×3女子日本代表が銀メダルを獲得した3人制バスケットボールは全日程を終えましたが、5人制は決勝トーナメントに突入し、これからクライマックスを迎えます。昨日8月26日(日)には女子日本代表がカザフスタンとの準々決勝が行われ、104-57で圧倒し、準決勝へ駒を進めました。男子日本代表は本日8月27日(月)14:30(日本時間)より、準々決勝イラン戦に挑みます。

 中4日空いたこともあり、「出だしこそ重かったですが、その後はしっかりと日本らしさを出して勝つことができました」と言う藪内 夏美ヘッドコーチ。第2ピリオドには、失点を7点に抑える激しいディフェンスから一気に点差を開いていきました。190cm台が二人いる大きなカザフスタンを相手に、準決勝での中国を想定しながら戦っていたのはセンターの梅沢カディシャ樹奈選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)です。

「高さがある選手とのマッチアップは良い練習になりました。中国戦はリバウンドがカギになってきます。技術ではなく、獲るという強い気持ちがあればできることであり、そこはずっと心がけています。日本の方が機動力はあると思っていますので、日本の速さを生かしたバスケットができれば、戦えると思っています」

 カザフスタン戦のリバウンド数は29本:36本で及びませんでしたが、その中において梅沢選手は9本奪い、奮闘しました。

 予選ラウンドでは73-105で中国には敗れています。「高さとシュート力は今大会の中でも抜きん出ているものがあると感じています。それを私たちが準決勝で、どう攻略するかが今から楽しみです」と藪内ヘッドコーチは話しており、4日間でしっかり準備しリベンジに燃えています。

 FIBA主催大会であれば、予選ラウンドで対戦したチームと再び準決勝で対戦することは考えられません。藪内ヘッドコーチも、「正直言って、同じグループ内でまた準決勝で当たってしまう不可解な組合せであり、これは正式にどういう経緯でこうなったのかを回答してもらえるようにしたいと思っています」と異議を唱えていました。

 しかし、このチームが発足したときから今大会での金メダル獲得を目標に掲げて強化しており、「決まったことはしょうがありません。いずれにしても、目標に向かうためには中国を倒さなければならず、それが準決勝だっただけのこと。もうやるしかないです」としっかりと照準を合わせています。

 3×3で銀メダルを獲得した馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)が準決勝から戻って来ます。決勝で中国に敗れた悔しさもあり、負けたくない気持ちは人一倍強く、さらにアグレッシヴなプレーで勝利を呼び込むことに期待が高まります。準決勝は8月30日(木)14:30(日本時間)より、バドミントン女子日本代表チームが中国を破って金メダルを獲得したのと同じ会場(GBK – ISTORA)で行われます。