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3×3女子日本代表:第6次強化合宿 開催報告「3×3もしっかり見てもらえており、認められている」田中真美子選手

2020年1月17日

きついからこそ助け合い、笑顔が溢れる3x3

Wリーグと3x3の両方で刺激を受けながら成長している田中真美子選手

  3月18日(水)よりインドで行われる「2020年 FIBA オリンピック選考会 (以下OQT)」に出場する3×3女子日本代表チームは1月15日 (水) ~17日 (金)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、第6次強化合宿を実施。現在Wリーグのシーズン中であり、約2ヶ月ぶりの合宿となったことで「3×3のリズムをつかみなおす」ことからトーステン・ロイブル ディレクターコーチは着手し、オリンピックへの切符を勝ち獲るための強化を図りました。

 OQTには20チームが出場し、各5チームが4つのプールに分かれて予選ラウンドを戦います。上位2チームが決勝トーナメントに進出し、勝ち上がった3チームにオリンピックへの出場権が与えられます。FIBAランキング8位(1月16日現在)の日本は、プールBの中では最上位に位置します。イラン(10位)、ウクライナ(11位)、オーストラリア(22位)、トルクメニスタン(26位)が同グループですが、警戒すべきは5人制で常に世界トップクラスにいるオーストラリア。昨年9月に東京で開催された3×3ウイメンズ・シリーズで女子日本代表は2度対戦し、いずれもノックアウト負け(21点先取)を喫しており、その大会を制したのもオーストラリアでした。実際に対戦した篠崎澪選手(富士通レッドウェーブ)は、「まずはオーストラリアに勝つこと」に焦点を当てています。さらに、高身長選手が揃うウクライナも「簡単に勝てる相手ではありません」と警戒し、勝つための準備を行っています。

 4人のOQT出場メンバー選考に対し、「オーストラリアやウクライナなどの大きい相手に対して、身体を張って戦える選手が重要になります」とロイブルコーチは言います。昨年10月の「FIBA 3×3 U23ワールドカップ 2019」で世界一に輝き、すでにオリンピックの出場権を獲得したFIBAランキング1位のロシアを決勝戦で破ったスタイルがベースとなります。「高さがないのは分かっていることであり、そこを逆手に取るようなスピードやスキルレベルを生かしていきたいです」とロイブルコーチは考え、日本の長所を伸ばすことに注力しています。

 優勝メンバーの一人である西岡里紗選手(三菱電機コアラーズ)は、「U23ワールドカップで優勝したことを自信にすることとともに、インプットしてきたことをアウトプットできてこそ自分の力になったと言えると思っています。だからこそ、いろんな人に伝えていきたいです」と自らの経験を共有し、女子日本代表チームとして全体的なレベルアップに貢献しています。5人制と比較し、「考えられないようなプレーが3×3にはあり、特に海外の選手には押されたり、足を踏まれることもあります。でも、恐いとは思っていませんし、そこで強く向かっていければ5人制にも生かせると思っています」とこれまで体感してきたことを実戦することで、練習中から世界レベルへと引き上げていました。

 激しいぶつかり合いも厭わず、オリンピックの切符を勝ち獲るためにも厳しい合宿となりましたが、選手たちが見せる表情は笑顔が多いのも3×3の特徴です。「3×3は5人制よりもきついので、練習中からみんなで助け合おうという雰囲気がすごくあり、自然と笑顔が多くなっているのかもしれません」と田中真美子選手(富士通レッドウェーブ)は答えます。Wリーグのルーキーシーズンを戦う一方で、3×3女子日本代表候補選手として、世界を視野に入れながら多くのことを吸収しています。

 Wリーグではこれまで12試合に出場し、リバウンド総数は39本。そのうち20本とオフェンスリバウンドの方が上回っています。「地味かもしれませんが、自分の強みであるリバウンドに入ることではチームに貢献できていることも多少はあるかなと思っています」と控えめながらも、オリンピック出場を目指して持てる力を発揮していました。

 ロイブルコーチをはじめ、3×3のスタッフ陣は常に3×3も5人制も変わらぬバスケットボールであり、どちらにもつながるような強化を進めています。実際、3×3で活躍しはじめていた宮下希保選手(アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)は5人制の女子日本代表に選出され、「FIBA 女子オリンピック プレ・クオリファイイング・トーナメント2019 (アジア・オセアニア) 」 に出場しました。宮下選手の活躍に対し、「3×3もしっかり見てもらえており、認められていると感じました」という田中選手も、多くの刺激を受けています。

 OQTまでの合宿はあと2回、8日間しかありません。「予選を通過しなければオリンピックには出られない。だからこそ、一つずつ前に進んでいくしかない。今はまだオリンピックのことは考えず、OQTに勝つことだけに集中しよう」とロイブルコーチは選手たちに伝え、オリンピックの切符を勝ち獲りにいきます。

 3×3女子日本代表候補メンバーに宮下選手を加えた10人は、今週末1月19日(日)にアリーナ立川立飛で開催される「Denka presentes Wリーグオールスター 2019-2020 in TOKYO」に出場し、世界レベルの3×3を披露します。篠崎選手は、「展開が速いですし、スペースが広いので個人のテクニックを見られるのが魅力です」という3×3のオールスターゲームもぜひお楽しみください。指定席はほぼ完売、チケットのお求めはお早めに!BS-TBS、バスケットLIVEにて中継される予定です。