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第35回ウィリアム・ジョーンズカップ 大会第7日目 韓国に猛追を見せるも66-75で敗戦。残り2試合、ハヤブサジャパンの第7戦・ヨルダン戦は18:00(日本時間)ティップオフ

2013年7月13日

 「第35回ウィリアム・ジョーンズカップ」は第7日目。開催地タイペイ市に台風が直撃すると予報で出たことで、会社や学校は午後2時には終わりとなり、帰宅して備えるように呼びかけられていました。午前中は晴れ間も見えていましたが、試合が始まる頃には雨風が少しずつ勢いを増すなか、日韓戦がスタート。

 5月16日、東アジア選手権開幕戦で韓国と対戦し、前半開始3分で2-11と一気にペースを持っていかれ、55-74の大差で敗れた試合はまだ記憶に新しいところ。#6比江島 慎選手、#8渡邊 雄太選手とポジションをコンバートした若い2人、そしてシュートが好調な#4松井 啓十郎選手と、先発メンバーを入れ替えて臨みます。開始早々、韓国は確率良いジャンプシュートを沈め、0-6。やはり東アジア選手権の時と同じような展開になるのではないかと脳裏を過ぎります。開始3分40秒、日本のファーストシュートを決めたのは、プレイタイムを与えられて経験値を積んでいる最中の#8渡邊選手。続けて先発で送り出された期待に応えるように#4松井選手が3Pシュートで応戦すると、日本はようやくエンジンがかかります。チームをリードするPGの#6比江島選手は、臆することなく1on1を仕掛けて次々と得点を挙げ、第1ピリオド終わって16-18と韓国を捉えます。

 第2ピリオドに入っても#6比江島選手の勢いは止まらず、開始2分を待たずに20-20の同点に追いつきます。しかし、「途中からパスを選択することが多くなり、弱気になってしまいました」と#6比江島選手が話していたように、その心を折るような韓国の激しいプレッシャーディフェンスの前に攻め込めなくなり、得点はどんどん離れていきます。#10竹内 公輔選手が同点となる22点目を決めた後、韓国は次々と日本のオフェンスの芽をつぶして得点につなげ、あっという間に22-36と14点差をつけられました。さらにボールを前に運べずにターンオーバーしてしまうことでファウルもかさみ、フリースローでさらに失点。26-40で前半を終え、東アジア選手権の悪夢が蘇りました。

 第3ピリオドに入っても韓国の勢いは止まらず、日本の攻め手は阻まれたまま、開始5分には点差は20点を越えます。ディフェンスからこの流れを断ち切りたい日本は#17菊地 祥平選手を投入。「代わりのメンバーはいるので、使えるファウルを有効に使ってチームに勢いをつけるのも一つの役目であり、一番意識しているところです」と菊地選手が話していた通りに、ファウルを取られましたが相手が嫌がるほどプレッシャーをかけたことで少しずつ変化が起き始めます。第3ピリオドが終わって43-62。日本のビハインドは19点。

 引き続きディフェンスから活路を見出し始めた日本は速攻へと展開し、ファウルをもらって得点を挙げます。「自信はありますし、通用するというイメージは持っています」。東アジア選手権を終えた後、手応えをつかんでいた#6比江島選手。第2、第3ピリオドは消極的になったことで状況判断が鈍り、天を仰ぐ姿が多かった#6比江島選手でしたが、しっかり前を向いた第4ピリオド。独特の緩急あるドリブルから相手を抜き去り、バスケットカウントを決めてスイッチオン。チームディフェンスも機能し、#18ショーン・ヒンクリー選手がリバウンドを奪ってチャンスを広げ、#6比江島選手のダブルクラッチが決まり56-65、ついに点差は一桁に。台風にも関わらず集まった観客の声援が日本を後押しします。残り時間は4分。タイムアウトを取った韓国は落ち着きを取り戻し、そこから3連続得点で再び点差は二桁に引き離されましたが、#12野口 大介選手が3Pシュートを決めて盛り立てます。マークが厳しくなった#6比江島選手は、今度は積極的にパスを選択することで#5田中 大貴選手への好アシストを連発。しかし逆転までは届かず、66-75で終了のブザーが鳴り響きました。

 試合後、鈴木貴美一ヘッドコーチは、「第4ピリオドに良いディフェンスができたので、韓国を相手にもやればできることを選手たちも分かったと思います。途中で弱気になってパスを探した時にリズムを崩したので、もう少し1o1を仕掛けることを強調していかなければいけないことをつくづく感じました」。20点を挙げた#6比江島選手は、「ディフェンスでは受け身になってしまいました。苦しい時にこそ、ディフェンスから速攻を出して自分たちのリズムにすれば良かったと思います。PGとしてまだチームを引っ張り切れていないので、もう少し声を出しながら、この経験を生かしていこうと思います」と、それぞれ試合の感想を述べました。

 ディフェンスが成功し追い上げた第4ピリオドについて、キャプテン#11桜井 良太選手は、「相手が慌てる場面がありました。あのように韓国が慌てるような場面はここ近年で見たことがありません。FIBA ASIA選手権で予選ラウンドを突破すれば、韓国やイランとは当たる可能性があります。自分たちから先にディフェンスで仕掛けていけば、流れをつかめると思いました」と話します。ここまで勝ち星が無く、全敗している状況ではありますが、「昨年よりも悲壮感はなく、毎試合毎試合可能性を見つけながら試合が出来ています。残り2試合はしっかり勝って、日本に帰ろうという話をミーティングではしました」

 昨日レバノンに勝利し、2勝目を挙げたヨルダンと第7戦目を迎えるハヤブサジャパン 男子日本代表チーム。台風の爪痕残すタイペイ市ですが、午後には台風も離れていき、きっと青空が見えることでしょう。同じように、スカッとした勝利が舞い込むように、韓国戦の第4ピリオドで見せたディフェンスを長く続けられるよう集中して臨みます。

■大会第7日目 7月12日(金) 試合結果
レバノン ● 67-69 ○ ヨルダン
アメリカ選抜 ● 62-86 ○ イラン
日本 ● 66-75 ○ 韓国
チャイニーズ・タイペイA ● 62-72 ○ エジプト

■大会第8日目 7月13日(土) 試合スケジュール
13:00(日本時間14:00)~ レバノン vs アメリカ選抜
15:00(日本時間16:00)~ エジプト vs チャイニーズ・タイペイB
17:00(日本時間18:00)~ ヨルダン vs 日本
19:00(日本時間20:00)~ イラン vs チャイニーズ・タイペイA