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3×3女子日本代表:世界ランク1位のオランダを破って好発進。予選2位でプレーイントーナメント進出を決め、ベスト8を懸けてカナダと対戦

2025年6月26日

予選プール最終戦のチェコに競り勝ち歓喜のポーズ

高橋未来選手は2ポイントシュート試投数はチームトップ19本、6本成功で32%

 「FIBA 3×3ワールドカップ2025」(以下ワールドカップ)は予選プール全試合が終了。各予選1位の4チームが決勝トーナメント本戦へ進み、8強入りを決めています。残る4枠を各プールの2位vs3位による8チームのプレーイントーナメントで争われます。3×3女子日本代表は予選プールBを3勝1敗、全勝のアメリカに次ぐ2位でプレーイントーナメント進出を決めました。予選プールCを2勝2敗で3位となったカナダと準々決勝への切符を懸け、明日6月27日(金) 17:25に対戦します。

 開幕戦の相手は、現在FIBAランキング1位のオランダ。桂 葵選手(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ / ZOOS)、高橋未来選手(アイシン ウィングス)、高橋芙由子選手(FLOWLISH GUNMA)が次々と2ポイントシュートを決め、宮下希保選手(富士通 レッドウェーブ)も得点を挙げて7-2と最高のスタートを切ります。追い上げられそうになってもフリースローを決め、リードを保つ日本。しかし残り4分を切り、日本も7つ目のファウルとなり、相手にフリースローを与え、13-14と逆転を許します。追う展開となりましたがフリースローをもらって点差を詰め、最後は宮下選手のシュートで21-16とし、KO勝利で金星を挙げました。

 続くチリには21-12で勝利し、KO2連勝で初日が終了。残る予選2試合は、東京2020オリンピックで金メダルを獲得したアメリカ、FIBAランキング4位のチェコといずれも格上が相手。今大会前に行われたFIBA 3×3ウィメンズシリーズ2025 ウランバートルSTOPで対戦したばかりのアメリカとの再戦。リベンジに燃える日本でしたが、その試合よりも1点少ない8-21で完敗。リバウンドは13本差の6-19と圧倒され、警戒していたはずのオフェンスリバンドで失点を重ねられ、乗り越えることができませんでした。

 予選最終戦も強豪チェコを相手に苦しみます。序盤はチェコペースで進み、中盤は日本が盛り返し、15-11と残り3分で4点リード。しかし、残り2分を切り、チェコが本領を発揮。残り37秒、チェコの得点で18-18の同点。相手の流れを切る高橋芙由子選手のシュートで1点リード。最後も、ゴールに向かってファウルをもらった高橋芙由子選手が勝負強くフリースロー2本を沈め、21-18で3勝目。予選2位でプレーイントーナメント進出を決めました。

 ベスト8を懸けて対戦するカナダも、FIBA 3×3ウィメンズシリーズ2025 ウランバートルSTOPの初戦で相まみえ、12-21で敗れた相手です。そのときは、前田有香ヘッドコーチにとっても最初の試合でした。その後、公式戦でのアメリカ戦やワールドカップへ向けたスクリメージではパリ2024オリンピックで金メダルを獲得したドイツをはじめ、実戦を通した強化を進めてきました。2度目でもアメリカには敗れましたが、カナダも借りを返さねばなりません。先にプレーイントーナメント進出を決めた3×3男子日本代表は、女子の試合後すぐ18:00より予選プールC/2位のプエルトリコとの対戦が決まりました。男子は2016年の11位、女子は前回大会(2023年)の9位を上回る過去最高順位への挑戦が続きます。

■FIBA 3×3 ワールドカップ2025
日 程:6月23日(月)〜29日(日)
開催地:モンゴル・ウランバートル

▼男子:予選プールB 結果
1位:アメリカ(4勝)
2位:ラトビア(3勝1敗)
3位:日本(2勝2敗)
4位:モンテネグロ(1勝3敗)
5位:モンゴル(4敗)

▼女子:予選プール
1位:アメリカ(4勝)
2位:日本(3勝1敗)
3位:チェコ(2勝2敗)
4位:オランダ(1勝3敗)
5位:チリ(4敗)

▼決勝トーナメント
【6月27日(金)】
プレーイントーナメント
17:25《女子》日本 vs カナダ
18:00《男子》日本 vs プエルトリコ

【6月28日(土)】
準々決勝(予選プール1位 vs プレーイントーナメント勝者)
《男子》日本が勝てば vs セルビア
《女子》日本が勝てば vs スペイン

【6月29日(日)】
準決勝・3位決定戦・決勝