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FISUワールドユニバーシティゲームズ:5位決定戦・ポルトガルとのラストゲーム「日本の良さを発揮し、全員で楽しんでプレーし、最後は勝って終われるようにしたい」岡本美優選手

2025年7月25日

ラストゲームの5位決定戦はポルトガルと対戦

岡本美優選手は幅広いプレーでチームに貢献

 「FISUワールドユニバーシティゲームズ」(以下ユニバーシティゲームス)は、女子が本日7月25日(金)に最終日を迎えます。女子日本代表は日本時間21:30より、ポルトガルとの5位決定戦が今大会ラストゲームです。

 前回大会の出場国12から16チームに戻ったことで「レベルが全く違います。これまでの5戦を通してフィジカルの強さはもちろんですが、シュート力の高さが格段に上がっています。タフショットも決めきられた印象があり、全体的なレベルの高さを感じています」と#11 岡本美優選手(トヨタ自動車アンテロープス)は今大会の印象を述べます。

 決勝トーナメントへ進出した8チーム中5チームがヨーロッパ勢であり、Wリーグ選手を擁する女子日本代表と同じく、プロとして活躍する選手も多くいます。ラストゲームの相手となるポルトガルにも、4人がFIBAユーロカップ出場経験者。#2 VIEIRA Inês選手(ユタ大学)と#13 GUERREIRO Sara選手(クリーブランド州立大学)はアメリカNCAAでプレー。ヨーロッパのアンダーカテゴリーではFIBA U20ヨーロピアン・チャンピオンシップの存在も大きく、継続した強化によりチーム力の高さを誇ります。

 しかし、そのヨーロッパ勢を抑え、前回大会は不参加だったアメリカと、前回大会チャンピオンの中国が決勝進出を決めました。日本が8点及ばずに敗れたハンガリーは、アメリカと互角の戦いの末、71-73で準決勝敗退。前回大会は決勝で、今大会も準々決勝でいずれも惜敗した中国は、ポーランドを破って2連覇に挑みます。他のチームの結果を踏まえ、岡本選手は「日本も決して弱くはないです」と順位決定戦にまわりましたが胸を張ります。

 シューターの岡本選手ですが、「天井の低さなどアリーナ環境が違うことで、3ポイントシュートの精度が落ちてしまっていました」とチェコ戦も不発に終わりました。しかし、試合中に切り替え、「速攻で走ったり、ポストアップをしたり、ドライブをしたり、3ポイントシュート以外の得点でつなげていくことを意識していました。リバウンドに飛び込み、ディフェンスでは前から当たることは調子に関わらずやらなければいけないことです」とWリーグを通じて培った幅広いプレーでチームに貢献。ラストゲームへ向け、岡本選手は以下のように意気込みを語ってくれました。

「日本の強みであるディフェンスから走る速い展開のバスケを出しつつ、まわりと合わせたり、外にパスをさばいて3ポイントシュートをを決めたり、日本の良さを発揮し、全員で楽しんでプレーし、最後は勝って終われるようにしたいです」

■FISUワールドユニバーシティゲームズ
日程:7月16日(水)〜27日(日)
開催地:ドイツ・ラインルール
予選グループフェーズ
【グループA】インド、フィンランド、アルゼンチン、チェコ
【グループB】チャイニーズ・タイペイ、ドイツ、アメリカ、ポーランド
【グループC】日本、リトアニア、ブラジル、ハンガリー
【グループD】チリ、中国。ポルトガル、ルーマニア
試合結果
【予選グループフェーズ第1戦】日本 101-83 リトアニア
【予選グループフェーズ第2戦】日本 86-63 ブラジル
【予選グループフェーズ第3戦】日本 71-79 ハンガリー
【準々決勝】日本 70-75 中国
【5-8位決定戦】日本 84(OT2)77 チェコ
【5位決定戦】7月25日(金) 21:30 日本 vs ポルトガル